『黒執事』25巻のあらすじ・謎・伏線のまとめと26巻の発売予想


女性から絶大な支持を得ている『黒執事』の最新刊25巻では新たな謎も浮上してきました。いよいよファンが待ち望んだあの瞬間も近づきつつあるようです。ここでは25巻についての謎や伏線考察、次なる26巻の発売時期を予想します。

※2017年5月28日更新

『黒執事』最新刊25巻のあらすじ


黒執事25巻(出典:Amazon)

『黒執事』の24巻では、スフィア・ミュージックホールの全貌を明かすため、坊ちゃんがファントムハイヴ・ミュージックホールを設立しました。そして25巻ではついに、スフィア・ミュージックホールの本当の目的を知ることになったのです。

ただこの後、それとは別の方向に動き出していく展開が待ち受けているのです。これがもしかしてシエル双子説に繋がる出来事…かもしれません。*ここでは双子説も配慮し、現シエルを坊ちゃん、本物と思われる人物をシエルと区別表記しています。

ファントムミュージックホールを建てた本当の狙いとは?

坊ちゃんは、スフィア・ミュージックホールの裏側を暴くためアントムハイヴ・ミュージックホールを設立しました。元はといえば、キラキラの虜になったリジーを取り戻すための策として、坊ちゃんが考えた計画でしたが、本当の理由は他にあったのです。

ホールに通う人々に、ここは危険だと注意勧告したとしても聞く耳を持ちません。だとしたら、それ以上に魅力的で夢を与えるホールを作ってしまえばいいと考えたわけです。そしてスフィアからの顧客がこちら側に少しでも流れてくるようであれば、スフィアは焦りを感じるはずです。

また、客足が減れば一番の目的である採血もおのずと減少するので、必要な血液を確保するために、スフィア側は無理を強られることになりますよね。シリウスをより多くと思っているならば、同じ人物からできるだけ多く採取しなければなりません。実際、このあとシリウスの血液型の人物の失血死が相次ぐこととなるのです。

なぜ”シリウス”を必要としているのか

ミュージックホールに潜入したセバスチャンは、ホールの裏側で大量の血液が集められている部屋を見つけました。そこには、4つの星の名前がつけられ分類されている大量の血液があったのです。そして、シエルの血液と同じシリウスとよばれる血液は、珍しく貴重とされているものでした。

どうやら一番必要としているのはシリウスで、他の血液はまた別のどこかで使われているようです。シエル双子説を有力と考えると、シエルと本物のシエルの血液型は当然同じはず。もし、本当に本物のシエルを蘇生しているならば、大量のシリウスが必要となりますよね。

そう考えると、ミュージックホールに訪れた人たちの血液型を調べて採取することが一番の目的で、本物のシエル復活を目論んでいると考えられるのではないでしょうか。

大量の血液はどこに消えた?

採取する血液が減少して見えてきたこと

必要とする血液がシリウスだったとすると、他の血液は一体どこに流れているのでしょうか。シリウスに限定して採取しているわけではなく、他の血液型の人たちからも同じように採取しています。

なかでもシリウスの血は貴重なものとなっているようで、血液の割合が全体の2%ほどしかありません。またファントムハイヴ・ミュージックホール設立後は、採取量も大幅に減ってしまいブラバットに焦りが見えています。

そして、ブラバットを使って血液を集めさせている人物が4人いることもわかりました。その姿は明かされていませんが、ブラバットは彼らを”お星様がた”と呼んでいます。彼らが言うには、「迷ってる場合じゃない」「このままでは蒼き星が堕ちてしまう」「そんなことになれば死んでも死にきれない」とのこと。

”お星様がた”とは一体何者なのか?

この4人の人物はブラバットに追い討ちを掛けるように、この分岐点をどうするのかと焦りを見せます。「どうなさるの」という言葉使いから、女性も含まれているようです。”お星様がた”の部屋は星ひとつ、星ふたつといった星の数で分けられています。

また、他の3つの部屋にいる人物は言葉を発しましたが、ひとつ星の部屋にいる人物は、一言も発していません。でも、ブラバットがこの部屋に向かって「何とかします」と報告しているようなので、ひとつ星の部屋にいる人物が、この事件の黒幕と考えられます。

この中にいるのは一体誰なのでしょうか。このような案件ではたいていアンダーテイカーが関わってることが多く、今回も全く無関係とは思えません。ただ、22巻で登場したシエルと思わしき人物が動けるようになっていたのであれば、この部屋にいるのは復活したシエルということもあるかもしれません。

『黒執事』ミステリアスな葬儀屋アンダーテイカーの謎に迫る

2017.03.06

”お星様がた”の言葉から人物像を考察

では、”お星様がた”の言葉から、その人物像を考察してみましょう。

「もう迷ってる場合じゃないんじゃない?」2つ星お星様
「どうなさるの?どうなさるの?この分岐点!」3つ星お星様
「このままでは蒼き星が堕ちてしまう そんなことがあれば私は執事として死んでも死にきれません」4つ星お星様

『黒執事』25巻122話より引用

3つ星お星様は品のいい言葉使いから、それなりに位の高い女性らしき人物像が浮かんできます。そして4つ星お星様は、自分のことを執事と言っています。もし、ひとつ星の部屋にシエルがいるとしたら、シエルの執事といえばタナカということになりますよね。ファントムハイヴ家襲撃のとき、柔術に優れたタナカが刺された不自然さからすると、可能性は全くゼロではありません。

また「蒼き星」というのが何を意味しているのでしょうか…。執事として死にきれない…ということは、「蒼き星」は何者かの人物とも考えられますね。

死すべき人間の血を入れ替える技術は何のため?

スフィア・ミュージックホールでの血液採取の目的のひとつに、不治の病である腎不全のある人物の血を、採取したきれいな血液と入れ替えることで寿命を延ばしていました。それは死神の科学捜査官オセロも驚くほど高い技術力で、血液を集めていた理由はそのためと思われます。しかし、あくまでもそれは表向きで、本当に必要なのはシリウスの血ではないでしょうか。

まんべんなく血液を集めることによって、本当の目的から気を逸らす。腎不全持つ人物からは、治療という表向きで高額な報酬を得ることができる。しかも、シリウスを探すこともできるといった、いわば一石二鳥だったわけですね。前回、坊ちゃんの血液型もシリウスと判明しているので、シエルを復活させるための血液採取と考えれば、双子説が確定するのも近いかもしれませんね。

ソーマを襲撃した人物をちょっとしたヒントから考察

かがんだソーマと、向けられた銃口の位置との関係

失血死事件により魂の回収にきたグレル・サトグリフの意味深なセリフが、この先の展開の大きな伏線となっています。スフィア・ミュージックホールの裏側を暴いた坊ちゃんが、事件の手はずを整えているころ、ファントムハイヴ家のタウンハウスには不穏な空気が漂い始めます。

大雨が降るなか、誰かが馬車でタウンハウスを訪れます。

「おお お前か!寒かったろう早く入れ!ちょうどアグニのグラブ・ジャムンができたてだぞ」byソーマ

『黒執事』25巻125話より引用

そういってソーマは何も疑うことなく誰かを招き入れますが、その言葉から親しき仲であることが伺えます。ここでまず初めに注目して頂きたいのは、ドアを開けたソーマの目線の高さです。目線が下向きになっていますよね。

次に、ソーマがその人物に様子が変といって熱でもあるんじゃないかと下に向かって手を伸ばしています。また、その人物からソーマに向けられた銃口が、下から上に向けられていることから、ソーマより小さい人物ということになります。

”気やすく触れるな”から見る人物像

「気やすく触れるな」という上から目線でものを言ういい方。これって坊ちゃんにも当てはまりますよね。ドアを開けたときのソーマの嬉しそうな顔からしても、タウンハウスを訪れたのは坊ちゃんと同じ顔をしたシエルである可能性が高いです。

しかし、作者が読者にそう思わせるための伏線である可能性も否めませんよね。ただ、登場人物のなかでソーマより背が低く、親しき人物ということだけを考えたら、シエル以外に誰がいるのでしょうか。

しかし、シエルがソーマを殺害する理由は何なのでしょうか。または、本当の狙いはソーマではなく、アグニであったとも考えられますよね。まずは坊ちゃんの味方から排除していき、徐々に坊ちゃんを追い詰めていくという計画を実行しているのかもしれませんね。

アグニが見た写真には何が写っているのか!?

ハントムハイヴ家には、ずいぶん前から世話になっていたという記者のピット。今回のスフィア・ミュージックホールの裏を暴くのに一役かった人物です。彼は、ヴィンセントが生きていた頃、ハントムハイヴ家の家族写真を撮っていました。

過去に撮ったファントムハイヴ家の家族写真を見せて欲しいというソーマに手渡そうとしましたが、坊ちゃんに阻止され暖炉で焼却されてしまいます。そのあと、暖炉に薪をいれようとしたアグニが燃えカスを2枚発見したのですが、その時のアグニのこわばった表情が、1ページにも渡るアップで描かれています。

1枚の燃えカスから見えるのは、ヴィンセントらしき人物の隣にいる坊ちゃん。2枚目で目にした”もうひとりのシエル”の存在を知って驚いたと考えるのが普通でしょう。ただ、この作者は上手い具合に伏線を放り込むので、果たしてシエルの双子説を裏付けるものとなていくのか気になるところですね。また、双子だったというだけで、あんなに強張った表情になるのかというのにも疑問が残ります。

26巻の発売時期と内容予想

26巻は2017年11月〜12月頃?

『黒執事』の26巻の発売日はいつになるのか、心待ちにしているファンも多いと思います。これまでの発売日から26巻はいつ発売されるのか、どんなストーリーが展開されるのかを予想していきたいと思います。

過去の発売された傾向から見ていくと、だいたい5~6ヶ月ほどの間隔で発売されています。23巻が2016年5月27日、24巻が2016年12月27日、25巻が2017年5月27日と5、6ヶ月ほど空いているので、予想としては2017年11月~12月あたりになると考えられます。

気になる内容は?

内容としては、25巻の最後に撃たれたのはソーマなのかアグリなのか。どちらかが殺害されたということによって、物語が大きく変化してくるのではないでしょうか。もし撃ったのがシエルだとすれば、坊ちゃんを陥れる可能性も大ですよね。だとすれば、あの忌まわしき事件の全貌が明らかになる日も、そう遠くないのかもしれません。

『黒執事』シエル双子説の謎もついに明らかに・・・!伏線から気になる謎を考察

2017.02.09