『ジョジョ』4部の愛すべきバカ・虹村億泰!魅力&名シーンを紹介

実は男女問わずファンの多い、『ジョジョの奇妙な冒険』第4部のキャラクター・虹村億泰。悪く言えば直情型のバカですが、その裏表なく人懐っこい性格がどうしても憎めないという独特の魅力があります。そんな彼の魅力あふれる名シーンについてまとめてみました! 声優&実写映画での俳優情報もあります。

主人公・仗助の相棒であり親友である愛すべきバカ!

実は甘いものも好き?バカでも裏表なく人懐っこい15歳の高校生


出典:TVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険』公式Twitter

身長178cm / 1983年生まれの天秤座(作中では15歳)

『ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない』の主人公・東方仗助(ひがしかた じょうすけ)の親友で、バトルにおいては相棒ともいえる存在。同じぶどうが丘学園高等部の1年生ですが、クラスは別。5歳のころから父と、3歳年上の兄・形兆(けいちょう)との3人暮らし。

敵として仗助と相対した初登場時はいかついイメージでしたが、その後仗助と意気投合してからはひょうきんでおバカなムードメーカーとなります。基本は人懐っこく裏表のない性格。その反面、感情を抑えるのが苦手な直情型だったり、考えること・決断することが苦手だったりという欠点もあり、モテないことと同じくらい気にしている様子。口癖のように「俺はバカだからよ~」と言います。

不良だから甘いものには興味がないように言いつつも、月曜日はアイスを食べながら登校するのが楽しみ。食道楽なところもあり、「イタリア料理を食べに行こう」の回における彼のリアクションは漫画史に残る名カットばかりなので、必見です。

『ジョジョ』4部主人公・東方仗助!荒木飛呂彦お気に入りの魅力とは

2017.02.27

ガオンッと空間をも“削り取る”「ザ・ハンド」の恐るべき能力

スタンド「ザ・ハンド(手)」
【破壊力 – B / スピード – B / 射程距離 – D / 持続力 – C / 精密動作性 – C / 成長性 – C】

スタンドの右手で物体や空間など、何でもまるで最初からなかったように削り取ることができます。削り取る際に対象に触れないため、爆発物・危険物なども問題なく消去できるのが利点。削り取ったものはどこに行くのか億泰本人にもわからないし、元に戻すことは誰にもできません。また自分と人や物の間の空間を削り取ることで、お互いの距離を縮めるという応用もよく使っています。

物語が進むにつれ上達したのか、最初は見られた操作ミスもじきなくなりました。しかしヒットすれば最強ともいえる能力であるためか、作中では1対1で完勝することはほぼなかったのが残念です。バトルでは主にアシストとして活躍。

億泰が慕う2人の男、偉大な兄・形兆と無二の親友・仗助

偉大な兄・形兆によってつくられた億泰の人格


出典:TVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険』公式Twitter

すぐにただの気のいい兄ちゃんになったものの、初登場時は威圧的で残酷な印象が強かった億泰。彼がさしたる理由もなく康一や仗助を攻撃したのは、兄・形兆の命令に従っていたからこそだと考えられます。

億泰は形兆と2人で、化け物になってしまった父を隠して生きてきました。そんな生活の中で、意志が強く頭もよかった兄は、億泰にとって絶対的で頼りになる存在でした。そしていつしか億泰は、兄の命令に従っていれば安心だし間違いはないと思うようになったのです。億泰の自分で考えたり選択したりするのが苦手という短所は、こうして生まれたのでしょう。そして兄の死後、彼はその克服に苦慮することとなります。

仗助との出会いと兄との別れで億泰に変化が


出典:TVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険』公式Twitter

ある意味兄と2人きりの世界で生きていた億泰に変化をもたらしたのが、同い年の高校生・東方仗助との出会いです。最初は兄の命令どおりにスタンド使いとなる可能性のある康一を拉致し、その妨げとなる仗助を始末しようとした億泰ですが、ミスにより重傷を負い兄に見捨てられてしまいます。

しかし逆に、敵だったはずの仗助が億泰のケガを治します。その理由を「なにも死ぬことはないと思っただけだ」という仗助に恩以上のものを感じた億泰。おそらくこの瞬間、初めて彼の心に変化が訪れました。さらに仗助の能力によって異形の父がずっと大事にしていたのが家族の幸せな思い出だと知り、ついに兄の「父を死なせる」という目的に逆らうのです。

しかそのとき兄弟の仲互いの隙をついて、敵スタンド使いが2人を攻撃。初めて弟に意見された兄は、最後まで愚かな弟をかばって死んでいくのでした。偉大な兄の生き様と最期を胸に億泰は、これからは自分の選択で生きていくこととなります。兄があれだけひた隠しにした父を普通に連れ歩くのも、きっと億泰の選択なのでしょう…。

レッド・ホット・チリ・ペッパー戦での成長(?)


出典:TVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険』公式Twitter

兄を殺した敵への復讐心を抱きつつも、すぐに意気投合した仗助と楽しい高校生活を送る億泰。そんな彼が再び兄を強く心に思ったのは、やはり仇の敵スタンド、レッド・ホット・チリ・ペッパー(RHCP)の強襲を受けたときでした。

億泰はRHCPとの初対面で、苦手の選択を迫られパニックになったところを利用されて、取り逃がしてしまいます。しかしそのことによって兄に頼ってきた自分の弱さを痛感した億泰は、2度目はどちらが敵かわからない2人のうちとりあえず片方を殴るという彼らしい方法で見事(?)勝利するのでした。

このやり方が正しかったかどうかは別として、億泰が弱点を自覚し過去を吹っ切った戦いといえるでしょう。

感涙必至!ラストバトルで億泰が見た「夢」の意味とは…

いつでも読者の心を熱くしかつ弾ませる億泰ですが、彼のベストシーンとして挙げられるのはやはり、最終決戦での復活劇でしょう。

ラスボス吉良の攻撃を避けられず、重傷を負う億泰。動かなくなった親友の生存をそれでも信じつつ、決してあきらめず町と正義のために戦う仗助。しかしついに追い詰められた仗助を吉良の爆弾から救ったのは、いつものように軽口をたたく親友の“削り取る”能力でした。

奇跡的に息を吹き返した億泰は、起きる間際に見た不思議な夢について語ります。暗闇で兄・形兆に「行き先は自分で決めろ」と言われ、兄についていかず杜王町を「選択」したという夢。億泰の心の深いところに偉大な兄は眠っていて消えることはないけれど、これからの生き方は億泰自身が決める。そんな心の整理がついたことを示唆しているのでしょう。

この感涙必至の名シーンを見て、また最初から億泰を追うと、彼のすべてがより心に迫ってくるのでおすすめです。

アニメの担当声優・高木渉は億泰そのもの!


出典:TVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険』公式Twitter
(写真:左側)

2016年のTVアニメで億泰を演じたのは、『真田丸』にも俳優として出演したベテラン声優・高木渉(たかぎ わたる)です。2013年発売のゲームからの続投で、あまりのハマリ役…というよりまさに億泰そのもの。高木の代表作は他に、『名探偵コナン』シリーズの高木刑事と小嶋元太、『ゲゲゲの鬼太郎(第5作)』のねずみ男などがあります。

実写映画では真剣佑&岡田将生の2ショットが


出典:映画『ジョジョの奇妙な冒険』公式Twitter

第4部といえば現在話題となっているのは、数々の人気作を実写化してきた三池崇史がメガホンをとる実写映画ですね。

本作で億泰役を務めるのは、千葉真一の息子でアメリカ生まれの俳優・真剣佑(まっけんゆう)。形兆役・岡田将生とのイケメン2ショットが公式Twitterで公開されています。映画は2017年8月4日公開予定!