2016年にはアニメ放映が開始され、2017年3月には実写映画版も公開される『3月のライオン』。今回は『3月のライオン』の主役・桐山零の段位や年収、恋愛関係を原作漫画から徹底調査していきます。知れば知るほど好きになる!桐山零の魅力満載です!
記事の目次
『3月のライオン』桐山零の基本プロフィール
まずは、桐山零の基本プロフィールをおさえます。1巻時点では17歳(1年遅れで高校入学したため高校1年生)で、10巻の時点で3年生になっています。将棋の段位も登場時はC級1組五段でしたが、9巻の時点でB級2組六段へ昇格しています。
零は幼いころに家族を交通事故で失い、父の友人であった棋士・幸田の家へ引き取られます。そこでは居場所がなく、15歳でプロ棋士になった零は、一人家を出ます。孤独な零を救ったのは、先輩らに連れられて行ったバーで出会った川本あかり。『3月のライオン』では棋士としての零の闘いと、川本家との交流による零の再生を描きます。
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原作から読み解く桐山零の年収
まずは、何かと話題になりがちなプロ棋士・桐山零の年収について原作漫画1巻から順におさえていきます。
1巻冒頭:C級1組五段=一人暮らしができる年収
零は15歳のときにプロ棋士となり、史上5人目となる中学生プロ棋士として注目されます。1巻冒頭=C級1組五段のときに、零は一人暮らしを始めます。ということは、このころから独立できるぐらいの年収はあったということですね。
ちなみに、現実世界のC級1組五段の基本給は月収約21万円ほどと言われています。これに大会での賞金が加算されていく仕組みになっているようです。
3巻:師子王戦では1勝(60万円)のみ!
『3月のライオン』では竜王戦にあたる師子王戦がビッグな賞金をゲットできる大会として描かれています。3巻の師子王戦では、零は後藤を意識するあまり島田のことを甘くみてしまい、惜敗します。結局、この師子王戦では1勝しかできず、60万の賞金+対局料(?円)を得ています。ちなみに2戦目の後藤との対局では負けていますが、対局料は発生しています。
ちなみに、4巻時点で零は生活費以外のほとんどの収入を幸田父の口座に振り込んでいることが判明します。零が20歳になるまで幸田父が預かっておく形にするようです。
6巻:ひなちゃんのいじめ問題で桐山零覚醒!
5巻で発生したひなちゃんのいじめ問題。零はそこに深く切り込んでいきます。それまでお金に関してはわりと無頓着だった零ですが、ひなちゃんを守るためにはお金が必要と奮起します。
ひなちゃんを守る=お金となるところが、やや零が常人とはずれている感覚の持ち主であることを物語っていますが、とにかく零はひなちゃんのためにトーナメントで勝つことを強く意識するようになるのです。6巻冒頭で師子王戦では360~800万の収入を見込み、新人戦では150万円の収入を見込んでいます。ちなみに、新人戦は優勝したので150万円をゲットできました。
10巻:プロ入り4年目の年収=780万円
10巻までは「林先生よりは年収が上」「一人暮らしをできる年収」ということは分かっていましたが、明確に何円なのかは不明でした。しかし、川本家に姉妹たちを捨てた父親が乗り込んでくるというクレイジーな出来事があったため、零の年収が明らかに!
プロ入り4年目の時点での年収=780万円だったそうです(確定申告済み!)。この数字は、現実世界のB級2組五段の年収としてもまあ妥当な線だそう。ただ、零の場合、いろいろ奮起する出来事があり、お金への執着&勝利への執着が生まれたため、プロ入り5年目の年収はおそらくもっと上をいくはずです。
気になる桐山零の恋愛事情
真面目そうな零ですが、ちゃんと恋愛もしています。冒頭では幸田香子との因縁に注目されましたが、10巻以降はやはり川本家次女のひなたとの恋愛がキュンキュンもの!
川本ひなたとの関係は?
幼いころからいつも独りぼっちだった零にとって、ひなたは日陰から救い上げてくれら女神のような存在。優しく可愛らしいひなたですが、芯は強くて、友達がいじめられていた時も見て見ぬふりができず、積極的に関わっていきます。結局、ひなた自身がターゲットとなってしまい、辛い思いをすることになっても、芯を曲げず、戦い抜きます。
そんな強いひなたに強烈に魅かれた零は、「恩返し」と言いながら、ひなたを守ろうとします。ひなたが京都の修学旅行に行ったときは、ひなたがきっと何も食べれず胃を傷めているだろうと、対局終了後すぐに胃薬とプリンを持って駆けつけたり、自分の担任である林田からいじめ対策について知識を授けてもらったりと、全身全霊で支えるのです。
零がひなたにプロポーズ!?
ひなたのいじめ問題もどうにか収束をむかえ、ひなたは零と同じ高校に進学してきます。そんな折、川本家に一大事が起こります。姉妹たちや母親を捨てた父親が舞い戻ってくるのです。
その最低な父親から川本姉妹を守るべく、またもや零は奮闘します。そして、そのどさくさに紛れて、零はひなたと結婚するという宣言をみんなの前でしてしまいます。
しかし、二人はつきあってもいないし、ひなたにとって…というか周囲みんなにとってもそれは寝耳に水の話。周囲が戸惑っている中、思い立ったら超一途に物事を進めていく零は、二世帯住宅やあかりさんの伴侶のことまで気にし始める始末。常人の斜め上を行く零の恋愛に注目したいところです。
幸田香子との関係は?
零が引き取られた幸田家の長女・香子。香子は負けん気が強い性格でプロ棋士を目指していましたが、中2の時に父親から零に勝てないなら無理という烙印を押されてしまい、以後は自分の進むべき道を見つけられずにいます。
そんな香子は零に対して、「何もない」と酷い言葉を浴びせるなど、敵対心むき出しで接したかと思えば、夜中に零の部屋に忍び込んで添い寝をしたり、一人暮らしのマンションにふらりと訪れては泊まっていったりと、思わせぶりな態度をとります。
現在は、妻子持ちのプロ棋士後藤と不倫関係にあるようで、零も香子のことが気になるよう。幼いころからの因縁がある二人は、愛や情など簡単には括れない複雑な関係にあると言えます。
アニメ版の声優と実写化キャスト紹介
『3月のライオン』は2016年10月よりNHK総合にてアニメ化され、2017年3月18日と4月22日に2部作で実写映画化されることが決定しています。最後にアニメ版の声優と実写化キャストについてご紹介しておきます。
アニメ版声優は実力派声優の河西健吾
アニメ版の声優をつとめるのは、河西健吾。1985年生まれの32歳(※2017年2月現在)で、声優デビューは2006年になりますが、主役をゲットしたのは2015年のアニメ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の三日月・オーガス役が初でした。
今までそれほど大きな役に恵まれなかった河西ですが、実力派の声優として知られていました。今回の桐山零役は、満を持しての主役!将棋の経験は無いそうですが、零に近づくべく、アプリなどで将棋を勉強中とのこと。アニメでは当初の色の無い零から、徐々にカラフルに色づいていく様を見事に演じています。
実写化キャストは原作ファンの神木隆之介
実写版の零を演じるのは、『君の名は。』の瀧役で大成功をおさめた神木隆之介。神木は、子役時代から実力があると噂され、同世代の俳優の中では頭一つ抜きんでた存在となりつつあります。また、大のサブカル好きで、『君の名は。』に出演した際も新海監督への愛を赤裸々に告白!もちろん、『3月のライオン』も以前から大ファンだったそう。
原作ファンの間からも神木は零のイメージにピッタリということで実写映画を楽しみにする声が多数聞かれます。神木は、出る作品をことごとくヒットさせるという神話を作りつつあるため、『3月のライオン』も神木にあやかってのヒットが期待されます。
桐山零の今後の展開は?
以上、『3月のライオン』の桐山零の年収と恋愛に的を絞ってお届けしました。ひなたのこともあり、今後は零の年収も右肩上がりに上がっていきそうな予感です。
原作『3月のライオン』は、2016年9月の段階で第12巻まで発刊されていますが、12巻では、ひなたと零の間に特になんの進展もありません。なぜなら、12巻はあかりさん回だったからです。おそらく13巻では林田先生と島田八段があかりさんを…という図が展開されそうな予感。と、同時に零とひなたもそろそろ何か進展が欲しいところですね。
ただ、やはり気になるのは香子の存在!香子の落としどころをどうつけていくのかにも注目したいです。