『夏目友人帳』的場と名取ふたりの関係は?痣や眼帯の謎も考察





『夏目友人帳』のストーリーが展開される一方で、名取周一や的場静司に関する謎も多いですよね。一見あたりまえのようになっている名取の痣や的場の右目。レイコやニャンコ先生の方に気を取られてしまいがちですが、ここではその二人の関係性を含めながら考察をしていきます。

的場一門の的場静司とは

夏目貴志に興味を持つ的場


出典:夏目友人帳 伍 2(出典:Amazon)

的場静司は、『夏目友人帳』に登場する祓い屋、的場一門の頭主。穏やかな口調で、愛想よく見せていますが、腹のなかで何を考えているのか掴みにくい人物です。妖を祓う手段は非情かつ合理的で、祓う道具には遠距離も可能な弓を用いることが多いです。

アニメでは『夏目友人帳 参』から登場しており、ニャンコ先生や夏目レイコにも興味を持っているようですが、特に夏目貴志の強い妖力に興味を示しています。

文様が書かれた眼帯をつけている理由

的場は右目に酷い傷があって、眼帯をつけているといっていますが詳細は不明です。しかし、ただの傷なのに文様が入っているというのも不自然ですよね。先代の的場頭主が、「手伝ったら右目を食わせる」と妖と約束したにも関わらず、守らなかったことが関係しているといえます。以来、的場一門の頭主はずっとその約束に縛られ、妖から右目を守るために、文様の入った眼帯で右目を守っているといわれています。

的場の思惑とは

的場は夏目貴志に恐れられ、嫌われていますが、5期の3話で、本人曰く「柄にもなく長い手紙」を夏目に出していました。的場本人が依頼書といっていることと、迎えにきたと言っているので、手紙の内容は祓い屋が集まる会合に出席して欲しい旨と、仕事に関して協力して欲しいということが書かれていたようです。

的場が請け負ってる仕事を早急に解決しなければならないものの、自分だけでは力不足と思ったのでしょうか。夏目に直接話すと断られる可能性もあり、でも断られるわけにはいかない。

そういった意味もあって、手紙をしたためたのでしょうが、夏目は結局、手紙を失くして読むことはできませんでした。しかし実はそれも、的場の中で計算されていたのかもしれませんね。手紙を読んでいないといわれても、的場はあせる様子もなく落ち着いていたのは、渡した手紙がどうなるか知っていたから。ただ、手紙を無くしたという弱みにつけ込んで依頼を断らせない。それでも夏目が渋ったら、藤原夫妻のことを引き合いに出して脅せばいい。的場ならそういった手を使いそうですよね。

「しかも妖怪にとりつかれてる人間ってのは見破るのが難しく苦戦していましてね。」

アニメ『夏目友人帳 伍』3話より引用

このセリフから、的場は今回の仕事に対して苦戦を強いられているというのは本音でしょう。ここで夏目に依頼したのは、もちろん仕事を早く解決したいということもあると思いますが、祓い屋が集まる会合で、夏目の力を見せ付けることも目的だったのではないでしょうか。夏目はそっち側(普通の人間)ではなく、こっち側(祓い屋)の人間なんだと、周りにも夏目にも知らしめるために協力させたとも考えられますね。

人気俳優と祓い屋の顔を持つ名取周一とは

無様な一族と言われるようになった名取家


出典:夏目友人帳 4(出典:Amazon)

名取周一は祓い屋ではありますが、人気俳優という表の顔も持っています。祓い屋家業をする時は、柊・瓜姫・笹後というシキガミを使っており、もちろん妖を見ることもできます。もともと、名取家は代々祓い屋をしていた家系ですが、次第に能力のある者がいなくなり廃業に追い込まれ、同業者たちからは無様な一族と言われるようになってしまったのです。

しかし、名取周一の祓い屋としての実績が功を奏し、さすが名取と言わしめるようになりました。ただ、妖からの報復を恐れている両親は、周一の祓い屋としての能力をよく思っていないようで、何か災いが生じると周一が引き込んでいるのだと疑われ、家族と周一の間には確執が生じています。