『ジョジョ』の承太郎や『おそ松さん』の十四松をはじめ、数多くの人気アニメで活躍する人気声優・小野大輔。彼の代表作・おすすめ作品から魅力の秘密、近年の活動のまとめと自己プロデュースのLINEスタンプまで、まるっと紹介しちゃいます! 小野大輔の快進撃が止まらない!
『ハルヒ』『黒執事』でも活躍!低音声優・小野大輔
『AIR』で初主演後、甘い低音でイケメンから変態まで演じて大人気
- 名前:小野大輔(おのだいすけ)
- 愛称:小野D(おのでぃ)
- 生年月日:1978年5月4日
- 出身地:高知県高岡郡佐川町出身
- 身長:175 cm / 血液型:O型
- 家族構成:兄が1人
- 大学:日本大学芸術学部放送学科卒
- 趣味:仏像・ラーメン・巨乳などが好き
- 特技:サッカー
- 現在はフリーで声優のほか、歌手、ナレーターとしても活躍中。
- 公式サイト:小野大輔公式サイト/
近年『ジョジョの奇妙な冒険』(空条承太郎役)、『おそ松さん』(松野十四松役)などの人気アニメに出演している声優の小野大輔。彼は元々、放送作家を志して大学進学のために上京しましたが、授業で制作したラジオドラマに出演してから声優の道へ転向。2001年にアニメデビューを果たし、2005年に『AIR』にて国崎往人役で初主演、その後も『涼宮ハルヒの憂鬱』の古泉一樹や『黒執事』のセバスチャン・ミカエリスといった個性的な役を演じ、主に女性人気を獲得しました。
さらにキャラソンや個人名義での楽曲も大好評で、現在では多くの有名作品に出演するほかラジオパーソナリティとしても愛される大人気声優の1人に数えられています。
2008年の第2回声優アワードサブキャラクター男優賞、2010年の第4回声優アワード主演男優賞をはじめ、これまでに数々の賞を受賞。
魅力|甘い低音を武器にハマリ役を次々と獲得
小野大輔の代表作といえば『ジョジョ』シリーズの空条承太郎、『黒執事』のセバスチャン、『おそ松さん』の十四松などが挙げられます。それぞれ大人気作で全く違ったキャラクターを演じていますが、小野のすごいところは、これらがすべてハマリ役だというところなのです。
本人曰く誰にも心を開かなかったというデビュー当時、いくつもの端役を経験して彼が初めて演じた主役は、どことなく小野本人を思わせる朴訥で心優しい青年・国崎往人でした。そして声優界で実力が認められファンがつくようになった頃、小野は『ハルヒ』の古泉や『みなみけ』の保坂といった、彼の低音の生きるナルシスティックな役を演じました。さらにその演技が好評を博したことが、ミステリアスな美しさをもつ『黒執事』のセバスチャンで大当たりにつながったのです。
音楽|ミニアルバム『ひねもす』の「だいすき」はおすすめ
小野は仕事仲間やファンに認められるごとに自分の魅力を開花させ、その魅力を生かした役を次々と演じ、作品を成功させてきました。そのためファンの多くはキャラクターとともに小野自身も好きになってしまいます。そんな小野の活動の好循環の象徴ともいえるのが、彼の初のミニアルバム『ひねもす』に収録された「だいすき」という曲かもしれません。小野が作詞を担当したこともあり、彼の個性がポジティブに出た曲なので、変化に富んだディスコグラフィの中でも一番におすすめしたい名盤です。
2016年のフリー宣言からも映画・イベントと大活躍!
2016年2月、マウスプロモーションを退所しフリーに
2016年2月、小野大輔が長年所属した声優事務所マウスプロモーションを退所してフリーになることが発表され、同時に個人サイトが開設されました。経緯の説明もない突然の報告にファンたちは驚きを隠せず、様々な憶測も飛び交いましたが、本人がラジオで語ったところによると、これからの活動の幅を広げるための円満退所だったとのこと。とはいえ事務所のフォローなしの声優活動に、当時ファンたちは一抹の不安を抱かざるをえませんでした。
それからほぼ1年。彼の精力的な活動を見るに、フリーランス化は成功だったといえるでしょう。声優界でもひときわ輝いている小野大輔について、その活躍を振り返ってみたいと思います!
武道館ワンマンライブ、「DGS EXPO」と2大イベント大盛況!
2016年の小野大輔の活動の中でも、ファンにとって大きかったのはこの2つのイベントではないでしょうか。特に9年間の音楽活動の集大成となる武道館での初のワンマンライブ「Unlimited Door」は、開催が1月だったにもかかわらず今でもファンの胸に色あせない思い出として残っていることと思います。まさに小野の初作詞曲のタイトルでもある「だいすき」の詰まった素晴らしいライブでした。
そして小野が先輩声優の神谷浩史とともにパーソナリティーを務めてきた大人気ラジオ『神谷浩史・小野大輔のDearGirl~Stories~』の10周年記念イベント、その名も「DGS EXPO」が6月に開催されました。さいたまスーパーアリーナにて、2日間でのべ2万人以上のリスナーを熱狂させ、展示も含めて大盛況。その様子は『AERA』誌でも特集され、声優ブームの大きさと、小野大輔がそのトップを走っている1人であることが再認識されることとなりました。
大作・話題作の劇場アニメに続々出演。舞台挨拶も
小野大輔にとって、2016年は印象的な劇場版の仕事が多かった年のようです。その中でもハイレベルなフル3DCGが話題となった『GANTZ:O』は、公開された週末2日間だけで動員数は35万7000人に上りました主役の加藤を熱演した小野は、舞台挨拶にも登壇するなどと出ずっぱり状態。ヴェネツィア国際映画にも正式出品され、本編での熱演とともにさらに広い層に小野大輔本人のキャラクターが知られることとなりました。
他にも独特の視点で戦争を描いた話題作『この世界の片隅に』、小野の声優活動に縁の深いKey作品の新作『planetarian〜星の人〜』、TVからの人気シリーズ『黒子のバスケ ウインターカップ総集編』などに出演。また2017年2月からは『劇場版 黒執事 Book of the Atlantic』、『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』の主演作2本が上映されます。
こだわりの小野Dスタンプ発売。「声プリ」やゴッホ、龍馬にも
ほう・・・😾 小野大輔スタンプfeat.ヤスダスズヒト – LINE STORE https://t.co/0qEjC9ZZnM
— ヤスダスズヒト (@suzupin) September 29, 2016
ついに小野大輔の音声付きLINEスタンプが発売! 作画担当は『デュラララ!!』のヤスダスズヒトが担当し、小野のカッコよさ、かわいさ、変態性が絶妙にファン心理をくすぐる出来栄えとなっています。このスタンプは何とプロデュース・小野大輔! 小野本人が周囲からの再三の助言を一蹴してこだわりぬいた全24種には、いったいどう使うのかと小1時間は悩めるものも少なからず含まれています。
しかしだからこそ、その純度100%の小野大輔らしさがファンにはたまらない一品となりました。あまりの珍妙な(本人談)出来に使い方の提案サイトまでできたので、興味のある方はこちらもどうぞ♪
【関連リンク】小野大輔スタンプfeat.ヤスダスズヒト(ボイス付)
待望のLINEスタンプ以外にも、2016年は小野の新たな場での活動が見られた年でもありました。声優の音声ガイドつきのプリクラ機「声プリ」では名誉あるトップバッターに抜擢。また東京都美術館にて開催された「ゴッホとゴーギャン展」ではゴッホ役で杉田智和とともに音声ガイドを務め、メットライフ生命の公式サイトの企画では坂本龍馬として高知弁を披露。さらにはラジオでパーソナリティとして共演している、同い年の声優・近藤孝行とともに原作を手掛けた仏教バトル漫画『ナヴァグラファ』の第1巻も発売されました。
趣味とする美術鑑賞や仏教、そして故郷・高知の英雄である坂本龍馬と、小野本人とゆかりを持つ形で、小野の活躍の場は広がっているようです。これからの活躍にも期待ですね!
その他の代表作やおすすめ作品など
イケメン、硬派、ギャグ…お好みでどうぞ♡
ここまでに挙げた代表作の他にも、おすすめの出演作はたくさんあります。観ないともったいないくらいの名作をいくつかピックアップしておくので、是非参考にしてくださいね。
『WORKING!!』(佐藤潤)
ファミレスのキッチン担当の不愛想イケメン。くわえ煙草と威圧的な言動の裏にある優しさがいいです。DVDに収録された大好評のイベント映像もおすすめ。
『ばらかもん』(半田清舟)
偏屈な若き天才書道家が、長崎の離島の人々と暮らすうちに大事なことを見つけ出すハートフルコメディ。他の作品では見られないタイプのハマリ役です。
『斉木楠雄のΨ難』(燃堂力)
やれやれ系超能力者の主人公につきまとう自称「相棒」役。とんでもないバカですが、かなりのいいやつです。原作はジャンプの人気ギャグマンガ。
『B-PROJECT〜鼓動*アンビシャス〜』(北門倫毘沙)
出典:B-PROJECT~鼓動*アンビシャス~公式Twitter
乙女ゲームと連動したアイドルアニメ。キラッキラの王子様な小野大輔を楽しみたい人にはイチオシです! 相方役の岸尾だいすけとともに主題歌も担当。
2017年は話題作『進撃の巨人』2期で大きな見せ場が!?
2016年の大活躍に続き、現在は『小林さんちのメイドラゴン』でドラゴンのファフニールの声を担当している小野大輔。
しかし2017年は何といっても、大人気アニメ『進撃の巨人』第2期での活躍が期待されます。小野演じるエルヴィン・スミスは第1期ではなんかいい声のちょっとえらい人(失礼)でしたが、第2期では見せ場が増えるのだとか!?物語が過熱するとともに、小野の役への熱量も高まりそうですね!