『夏目友人帳』ニャンコ先生の正体や封印の謎とは?伏線から考察





『夏目友人帳』に登場するニャンコ先生。斑という妖ということは広く知られています。しかし、封印されていた理由や、レイコとの関係など多くの謎が明かされていません。それらの伏線から見える謎を深く考察していきます。

ニャンコ先生の”斑”としての正体


出典:Amazon

ニャンコ先生の本当の姿は、ほとんどの妖を圧倒することができる、強大な力をもつ斑(まだら)妖怪です。ニャンコ先生本人も、高貴で偉大な妖だと言うとおり、その姿はとても優美なもの。巨大な白い獣のような姿で、妖たちからは斑様と呼ばれることもある最上級の妖です。犬や猫などといった設定はされておらず、原作者緑川ゆきによる、オリジナルの妖怪だといわれています。

ニャンコ先生封印の謎

ニャンコ先生が封印されていた理由とは?


出典:Amazon

ニャンコ先生は長い間、招き猫の姿で祠に封印されていました。なぜ封印されていたのかなど、詳細は明かされていません。また、なぜ招き猫の姿で封印されていたということも、気になるところですよね。斑の姿のときは、他の者には見えませんが、ニャンコ先生のときは、普通の人間も見えています。このあたりの関係しているのかもしれません。

ただ長い間封印されたとなると、怒りや憎しみなど溜め込んでいて、解放されたときには凶暴化しているのでは?と考えますよね。もともと斑はよほどのことが無い限り、妖でも人でも食らうことがありませんが、夏目に解放されたときのニャンコ先生は、かなり落ち着いている様子でした。自分を封印した者を恨むようなことも言っていません。もしかしたら、何か契約のようなものをして封印された。ニャンコ先生自身も承知の上で封印されたとも考えられますね。

誰が封印した?

封印されるということは、必ず誰かが封印したということになります。先ほど説明したことから、誰かを恨んではいないと感じられるので、妖とは考えにくいです。あれだけ強大な力を持っているのであれば、封印した妖を襲うことなど簡単に出来るはずです。しかし、約束や契約を果たすための封印だとすれば、落ち着いている理由もわかります。だとすれば、封印したのはやはり人間というのが有力かもしれません。その相手がレイコであるならば、なお更でしょうが、どうもしっくりきません。

レイコを守るための封印と考えてみると、誰からレイコを守ろうとしたのか、ということになってしまいます。レイコを人間たちの元へ行かせるために、ニャンコ先生は自分を犠牲にしたとは考えられないでしょうか。ニャンコ先生がわざと悪さをして、レイコに封印させる。そうすると人間はレイコの力をありがたいと思って迎えますよね。レイコに人間たちと仲良くさせるための一芝居。そう考えると、とても心が温かくなる気がしませんか?

ニャンコ先生側から見るレイコとの関係

なぜ夏目から友人帳を奪わなかった?


出典:Amazon

ニャンコ先生が初めて夏目に出会った1期1話で、友人帳の存在を確かめていましたよね。また、友人帳を目の前にしても無理やり奪おうとはしませんでした。ニャンコ先生だったら、斑になって友人帳を奪うことなど容易いことでしょう。しかし、夏目が死んだら譲り受けるという約束を交わし、用心棒として夏目の側にいることを選んでいます。

これも、レイコの孫だということを知ったからではないでしょうか。友人帳を持っていると、少なくとも名前を書いた妖怪が夏目の元を訪れるはずです。その中には、レイコに好意をもっていない妖もいますよね。そんな妖たちから夏目を守るため、そして友人帳を守るために、あえてそうしたと考えられます。