胸に刺さりまくる!『四月は君の嘘』の名言をキャラ別にまとめてみた





新川直司原作の漫画『四月は君の嘘』は、ピアノ&ヴァイオリンというクラシックの世界でしのぎを削る中学生の姿をみずみずしく描き、感涙必至と絶賛されています。既にアニメ化&実写映画化も実現している本作は、とにかく名言が多いことで有名です。今回は、『四月は君の嘘』の中から珠玉の名言をキャラ別に紹介します!

ほぼ名言!? 『四月は君の嘘』は名言で構成されている!


出典:「四月は君の嘘」公式‏Twitter

漫画『四月は君の嘘』の中にはたくさんの名言があります。特に多いのはヒロイン・宮園かをりから発せられる名言です。かをりは自らの言葉だけでなく、チャーリー・ブラウンなど他者の言葉を借りて相手を説得する場面もあるので、それらを合わせるとかをりの名言は膨大な数になります。

「台詞のほぼすべてが名言なのかも!?」と思えるぐらい、名言の多い『四月は君の嘘』からキャラ別にこれぞという名言を紹介していきます!

主人公・有馬公生の名言7選


出典:「四月は君の嘘」公式‏Twitter

まずは主人公である有馬公生の名言から。公生は幼いころから「天才」と評され、ピアノコンクールでは軒並み優勝する実力でした。しかし、病気で亡くなった母とのある確執をきっかけに、ピアノの音が聴こえなくなります。名言をたどっていくと、公生がいかにして暗い海の底から抜け出したのかが分かります。

名言①「ピアノを除けば、僕はからっぽで、不細工な余韻しか残らない」

「ピアノを除けば、僕はからっぽで、不細工な余韻しか残らない」by有馬公生

出典:漫画『四月は君の嘘』1巻1話「モノトーン」より

幼いころから母親の期待に応えるべくピアノに打ち込んできた公生。ピアノの才能があるゆえに、周囲からピアノを弾くことを期待される公生。母親との確執からどうしてもピアノに向き合えない公生は、「自分にはピアノしかないのか」と、ピアノを弾かない自分を肯定してくれない周囲に対し、そして自分自身に対し、自問自答します。

何かに打ち込んだ経験のある方なら、誰しもこんな迷いを感じたことがあるのではないでしょうか。

名言②「音楽はこんなにも、血が沸るものだったんだ」

「音楽はこんなにも、血が沸るものだったんだ」by有馬公生

出典:漫画『四月は君の嘘』4巻15話「共鳴」より

どんな世界でも上を目指そうと思うならば、ライバルの存在が必要不可欠です。特に感受性が大切な音楽の世界では、コンクールで他の演奏者の演奏を聴くことで刺激され、それまでの自分とはまた違った深みのある演奏ができることがあるそう。

皆さんの周囲にも「ライバル」と呼べる存在がいるでしょうか?ライバルは決して「敵」ではありません。ライバル無くして成長なし!ライバルさえも自らの糧として突き進みましょう。

名言③「僕は たった一人でいいや 君だけでいいや」

「僕は たった一人でいいや 君だけでいいや」by有馬公生

出典:漫画『四月は君の嘘』5巻18話「君といた景色」より

公生はコンクールで演奏を途中中断してしまいます。コンクールは、演奏を途中でやめた途端、評価対象外…つまり失格です。

しかし、公生はその後再び演奏を開始します。公生は舞台に上がるまで自分らしい演奏とは何なのかについて答えを出せずにいました。仕切り直したその演奏で、公生はやっと自分の想いを届けるというその本当の意味を理解します。この時の公生にとって、演奏を届けたい人はただ一人。宮園かをり、その人だけでした。

名言④「僕らはまだ旅の途上にいる」

「僕らはまだ旅の途上にいる」by有馬公生

出典:漫画『四月は君の嘘』5巻19話「線路沿いの道」より

幼いころ、徹底的に母親に譜面に沿う演奏を強要されていた公生は、ヒューマンメトロノームと揶揄されていました。その姿を「超合金」と尊敬のまなざしで見ていた武士は、様々な想いで揺れる公生の演奏に対し「裏切られた」と感じ、責め立てます。

そんな武士や周囲の厳しい目線に全く動じす、公生が堂々と発した名言がコレ!今の演奏が不細工なら、それがそのままの自分と、公生はやっと自分を認められ、長い旅に出る決意を固めます。

名言⑤「暗い海の底にも光は射すのかもしれない」

「暗い海の底にも光は射すのかもしれない」by有馬公生

出典:漫画『四月は君の嘘』6巻22話「トゥインクル リトルスター」より

6巻時点で、コンクールの舞台に立つという第一関門は突破した公生。しかしまだ、演奏中にピアノの音が聴こえなくなるという症状が改善したわけではありませんでした。そんなとき、不注意から落ちてしまった夜のプールの底で公生は見てしまったのです。

水底に射す光を!無の空間の中に射す光に手をかざし、思わず奏でるのは…!? おそらくそれは、かをりへの愛の歌だったのではないでしょうか。

名言⑥「音楽は言葉を超えるのかもしれない」

「音楽は言葉を超えるのかもしれない」by有馬公生

出典:漫画『四月は君の嘘』9巻33話「トワイライト」より

「音楽は世界共通言語」と、よく言われます。そうは言っても、多くの聴衆に理解される音楽を奏でることは、並大抵のパワーでは無理。それぞれ異なる背景を持つ多くの他者に理解されるには、音を届けるには、共感してもらうには…奏者の中に確固たる想い・強い情熱が無ければなりません。

結局、人は、人による情動によってしか心が動かないものだから、ということでしょうか。

名言⑦「僕らは誰かと出会った瞬間から 一人ではいられないんだ」

「僕らは誰かと出会った瞬間から 一人ではいられないんだ」by有馬公生

出典:漫画『四月は君の嘘』11巻43話「バラード」より

これで高校進学できるかどうか決まるという正念場の冬のコンクール。なんとその日は、かをりの手術の日でした。とてもじゃないけれど舞台に上がれるような状態じゃない公生でしたが、覚醒します。そこで公生が想うのは、それまで公生に関わってくれた全ての人の顔。孤高のピアニストと呼ばれていた公生が、「一人ではいられない」というまでに成長しました!その想いは、公生の奏でるピアノの音を豊かに彩ります。

「出会った人たちのことを大切にする」たったこれだけのことですが、これをちゃんとできると人は幸せになれると思うのです。

ヒロイン・宮園かをりの名言7選


出典:「四月は君の嘘」公式‏Twitter

ヒロイン・宮園かをり。かをりはとても可愛らしく元気な女の子です。しかし実は重い病と闘っており、もう先が長くないと知ったかをりは、公生を再びピアノの舞台へと戻すべく、奮闘します。残された限りある時間全てを使って公生にぶつかった、かをりの魂の名言集です。

名言①「悲しくてもボロボロでも、どん底にいても、弾かなきゃダメなの。そうやって私達は、生きてゆく人種なの」

「悲しくてもボロボロでも、どん底にいても、弾かなきゃダメなの。そうやって私達は、生きてゆく人種なの」by宮園かをり

出典:漫画『四月は君の嘘』1巻3話「黒猫」より

かをりは、ピアノを弾く意味を見失っている公生に対し、まるで人生の師であるかのように、道筋をつけてくれます。この名言もその一つ。「ピアノの音が聴こえない」という公生に対し、投げかけた言葉がこれです。

普通…、ピアノの音が聴こえないなんてことを言われたら、口をつぐんでしまいますよね。かをりはおそらく、公生がピアノの音が聴こえないことは知っていたのではないかと思います。かをりに残された時間は少ないんです。その少ない時間の中で精一杯、最大限に公生と向き合って、ピアノに向かわせなければならない、そう思って、準備していた名言なのではないかと思います。

名言②「聴いてくれた人が私を…忘れないように、その人の心にずっと住めるように」

「聴いてくれた人が私を…忘れないように、その人の心にずっと住めるように」by宮園かをり

出典:漫画『四月は君の嘘』1巻4話「カラフル」より

この名言は、ピアノの伴奏から逃げ回っている公生に、自分がどうしてヴァイオリンを弾くのかという、演奏する意味を語ったものです。これも公生をどうにか音楽へと引き戻したいというかをりの強い想いから出た名言ですが、死へのカウントダウンが始まっているかをり自身がヴァイオリニストとしてこの世にどう痕跡を遺していくのかを語った名言とも言えます。

結局、人が人として生きる意味というのは、この世にどうやって爪痕を遺していくかというところにあるのかなぁと。

名言③「音楽が自由なんだよ さぁ 旅に出よう」

「音楽が自由なんだよ さぁ 旅に出よう」by宮園かをり

出典:漫画『四月は君の嘘』2巻5話「暗い海」より

ヒューマンメトロノームと揶揄され、音楽とはこうであるとガッチガチに固まっている公生。そのガッチガチさを作ったのは、公生の母ですが、公生は母の言う通りにできなかったことをなじられた記憶に縛られ、一歩も動けなくなっています。母親を殺したのは自分なのではないか、と自分を責めています。

そんな公生に対して「音楽は自由だ」と、自分とともに舞台に立とう(旅に出よう)と、かをりは誘っています。その後の演奏で、音楽の自由さを体現するかをり。この体験は公生の中で強烈なものとなります。

名言④「この先は暗い夜道だけかもしれない それでも信じて進むんだ」

「この先は暗い夜道だけかもしれない それでも信じて進むんだ」by宮園かをり

出典:漫画『四月は君の嘘』2巻6話「後ろ姿」より

この名言は、コンクールでの弾き直しという状況でのかをりの心象です。公生を励ます言葉とも取れますが、単にそれだけではないように思います。