『アイドリッシュセブン』のTRIGGERはIDOLiSH7の憧れであり、目標であるアイドルユニットです。初のフルアルバム『REGALITY』はオリコンチャート1位を獲得する快挙!ところがストーリー3部ではなにやら雲行きがあやしく、ファンにとってはしんどい展開に…?ネタバレ有りで詳しくご紹介します。
記事の目次
『アイドリッシュセブン』のTRIGGERとは?
歌もダンスも超一流!実力派アイドルグループ
出典:Billboard JAPAN.com公式Twitter
TRIGGERは、人気スマホアプリ『アイドリッシュセブン』内に登場する男性3人からなるアイドルユニットです。IDOLiSH7がデビューする前から既に売れっ子で、大物の貫禄さえ見せていた彼らは、IDOLiSH7のメンバーにとってもまたプレイヤーにとっても「憧れの存在」であり、「目標」ともなっています。たとえば逢坂壮五は彼らの大ファンであり、もはやそのことを隠しませんし、七瀬陸にとっても、九条天は実の双子の兄である以前に1人の憧れのアイドルとして追いかける存在であるなど、ストーリーを進めていく上で何かと絡んでくるユニットです。
IDOLiSH7が若さと元気さを前面に押し出し、爽やかでアップテンポな曲が多いのに対し、TRIGGERは落ち着いた大人っぽい楽曲と3人でも見応えのある圧倒的なダンスパフォーマンスが特徴となっています。
1stアルバム『REGALITY』がオリコン1位を獲得!小室哲哉が提供した曲も
TRIGGERは待望の1stアルバム『REGALITY』が2017年9月20日に発売となり、10月2日付けのオリコンウィークリーチャートで1位を獲得しました。これは、男性声優のキャラクター名義によるアルバム1位としては史上初の快挙となり、TRIGGERというアイドルグループが、2次元とか3次元とかの壁を越えて人気であるということ、またそれだけでなく『アイドリッシュセブン』というコンテンツそのものが広く認識され、浸透しているということをも証明したことにもなりました。
なお、このアルバムにはあの小室哲哉が提供した楽曲、『DAYBREAK INTERLUDE』が含まれており、2017年8月20日に新宿など全国各地の主要都市の大型ビジョンで映像が公開されるなど、大々的な宣伝もされ、話題となりました。
TRIGGERのメンバーは?担当声優などキャラ紹介
「抱かれたい男No.1」に君臨・八乙女楽(CV: 羽多野渉)
- 年齢:22歳
- 身長:183cm
- 誕生日:8月16日
- 好きなもの:蕎麦
- 嫌いなもの:家族を大事にしないヤツ
- 記号:トレブル
八乙女楽はTRIGGERのリーダーを務める22歳。父はTRIGGERの所属する八乙女事務所の社長です。見た目からイケメンですし声もよく、いかにもモテそうで「抱かれたい男№1」の座に君臨していますが、実際は恋愛においてはかなり一途で硬派であることがストーリーから分かります。IDOLiSH7のメンバーが誰も気づかなかった、紡の髪型が変わったことに気づいて褒めてくれたりなど、ドキっとするような場面も。周囲から紡との仲を噂された時にはきっちりとした対応を見せてくれますし、なかなかの「男前」キャラです。
小鳥遊事務所がよく蕎麦の出前を注文する「そば処山村」の配達員に楽そっくりの人が現れますが、これは実は本人です。離婚した彼の母親の実家のお店だそうで、彼はオフの日にそこを手伝っているのだそうですが…。このあたりは色々とまた複雑な事情がありそうです。いずれにしてもオフの日を母の店の手伝いにあてる、なんていうところも、彼らしさの表れなのかもしれません。
天使のような美貌、常に完璧なアイドルであろうとする・九条天(CV:斎藤壮馬)
- 年齢:18歳
- 身長:173cm
- 誕生日:7月9日
- 好きなもの:完璧なもの
- 嫌いなもの:中途半端なもの
- 記号:アルト
九条天は18歳、その外見はまるで天使のごとく美しく、触ったら壊れてしまいそうな儚げなイメージですが、実力主義者でちょっぴり小悪魔、またプロ意識が高く、「アイドルとしてこうあらねばならない」と常にどんな時も完璧であろうとします。そのせいか、関係者などには冷酷な人と見られがちなところも。ですが本人は、「ファンの前でファンの求めるTRIGGERの九条天であればそれでよい」という考えなのでその他の人にどう思われても関係ない、という振る舞いをみせます。
九条姓を名乗っていますが本名は七瀬天。陸の双子の兄です。ストーリーを進めていくと、最初は陸に対して「アイドルに向いていない」など冷たく接しますがやがてそれらは全て陸のためを思ってのことだと分かってきます。本当は弟思いの優しい人なのです。兄弟が幼い頃家の経営が思わしくなかったときに家族を助けるため九条鷹匡に養子として引き取られ、現在は彼のもとで環の妹、理の義兄として暮らしています。
本当は素朴で家族思いのお兄ちゃん・十龍之介(CV:佐藤拓也)
- 年齢:23歳
- 身長:190cm
- 誕生日:10月12日
- 好きなもの:沖縄料理、お酒
- 嫌いなもの:特になし
- 記号:バス
十龍之介は23歳で沖縄出身、メンバーでも最年長です。事務所側はワイルド&セクシーを前面に押し出しており、CM撮影をIDOLiSH7のメンバーがたまたま見たときはみんなで「エロいな…」「エロい…」と呟いてしまうほどで、三月らから「エロエロビースト」など呼ばれていますが、本当は純朴で奥手で気のいい優しいお兄ちゃんなのです。表向きの彼はお金持ちのマダムなどからしょっちゅうお誘いを受けたりしますが本来の優しさから断れなかったり、事務所が作り上げたイメージに困惑しながらもそのイメージを壊さないように振舞っています。
時々三月や大和らと飲んだりしており、酔っぱらうと沖縄弁で喋り出すというかわいらしい一面も。家族思いで、自分が有名アイドルであることで弟らに迷惑をかけていないか気にかけたりしています。TRIGGERの中では、なにかとぶつかることの多い楽と天の間の緩和剤のような役目も果たしています。
TRIGGERファンにとってはしんどい!?3部のストーリーを紹介(ネタバレ含む)
押しも押されぬトップアイドルだったはず…
TRIGGERファンにとっては3部はかなり「しんどい」内容となっていると思います。3部冒頭のプロモーションから、雨の中、駅前の広場でゲリラライブのようなことを行う彼らの様子が流れるのですが、何があったのか??という感じでした。常に一流のステージで、煌めくライトを浴びてパフォーマンスをしている彼らが当たり前だったのに、こんな姿を見ることになるとは…。
2部からちらちらと登場していた月雲了のターゲットとなってしまい、彼の仕掛けた作戦にずるずると引きずりこまれていくTRIGGERのストーリーは、先を読むのが怖いくらいに幸先が不穏なものになっています。
どん底から這い上がれるか!?TRIGGER今後の展開考察
どんどん窮地に立たされていくTRIGGERのメンバーは、月雲に妨害され、音楽祭に出演できなくなる危機に陥ります。ここでドタキャンすることになれば評判はさらに下がり、本当にピンチになってしまう…というところで、IDOLiSH7やRe:valeのメンバーが奔走し、なんとか龍之介だけ取り戻すことに成功。彼はたった1人で、ステージで新曲『願いはShine on the sea』を歌い切りますが、ここは見ていて本当に胸が痛かったですし、ファンの方たちが「しんどい」と言っている気持ちもとてもよくわかりました。
TRIGGERは事務所を離れ、独立してやっていくことになります。それでも様々な配慮で、名前はそのまま名乗って良いこと、曲も歌って良いことが言い渡されています。事務所という後ろ盾のいない彼らが今後どのように這い上がっていけるのか、今後も目が離せません。また、なんとかTRIGGERを助けようとするIDOLiSH7やRe:valeのメンバーがどう動くかにも注目です。
ただ、事務所に所属するしないに関係なく、ファンにとってTRIGGERがTRIGGERである限り、ファンの心は変わらないと思うのです。TRIGGERを救うカギとして、ファンの存在が大きく関わってくるのでは…そんな予想もできそうです。
TRIGGERファンに人気の2曲を紹介!
初期からプレイできる馴染みの深い曲『SECRET NIGHT』
アイドリッシュセブン「SECRET NIGHT」(出典:Amazon)
『SECRET NIGHT』は初期のころからプレイできる曲でもあったのでファンにはかなり馴染みが深い曲です。
この曲は2015年12月2日に、IDOLiSH7の『MONSTER GENERATiON』と同時に発売されました。IDOLiSH7の曲が明るく、若さ弾けるキラキラした印象の曲なのに比べ、TRIGGERの曲はミドルテンポで落ち着いた、ぐっと大人びた感じの曲調になっているのがとても映えますね。両ユニットの「カラー」の違いがわかりやすくなっているのもとても良いと思います。
歌っているのが声優さんということもあり、ブレスの使い方などがとても上手く、ファンの間では「囁きがセクシーでメロメロになる」との声も。特にゲーム版では入っていないフルバージョンのラストのほうがすごいらしい!?と評判なので気になる方はフルバージョンをチェックしてみてはいかがでしょうか。
刺激的な歌詞が印象的な『Last Dimension』
TRIGGER 1stフルアルバム『REGALITY』(出典:Amazon)
『Last Dimension』は2016年9月18日にiTunes Storeなどから配信された曲で、2017年9月20日に発売されたフルアルバム『REGALITY』にも収録されています。
かなり刺激的で攻めた感じの歌詞が印象的な曲で、「TRIGGER(トリガー)」というユニット名にもかけているかのように、「引き金を引くのはさあどっちだ」というフレーズが心に残ります。dimensionとは「次元」とか「奥行」などの意味なのですが、タイトルの「Last Dimension」は、引き金を引く(恋を仕掛ける、あるいはもっと大胆に一線を越えるなどの意味かもしれませんが)そのギリギリ最後の限界点、そんなような意味なのでしょうか。そのあたりははっきりと直訳せず、曖昧にしておいたほうが意味深でいいかもしれません。
ここまで『アイドリッシュセブン』のTRIGGERについて、キャラ・3部ストーリーなどについてまとめました。3部は彼らにとって試練の時となっていますが、この件を経て彼らのチームワークというのは格段によくなってきたように思います。きっと彼らなら逆境をも跳ね返し、また煌めくライトの当たるステージへ戻ってこられることでしょう。まずはファンが彼らを信じて待つこと、それが大事なことのように思います。新たなストーリーの配信、そして2018年1月からのアニメ放映が楽しみですね。