更なる進化に期待!『ハイキュー!!』天才セッター影山飛雄のスペックと弱点を考察

大人気漫画『ハイキュー!!』には、二人の主人公がいます。一人は、小さな体であるにも関わらず俊敏性とジャンプ力を生かして超速攻を決める日向翔陽。もう一人は、日向の相棒としての役割を担う天才セッター・影山飛雄です。天才すぎるがゆえにチームメイトとの関係に苦しんだ「コート上の王様」影山の今後について考察!

『ハイキュー!!』もう一人の主人公・影山飛雄

まずは漫画『ハイキュー!!』のもう一人の主人公・影山飛雄のプロフィールについておさえておきましょう。

天才セッター・影山飛雄


出典:アニメ「ハイキュー!!」公式Twitter

影山飛雄は、物語の中で天才セッターとして描かれ、日向とともに変人速攻など数々の神技的攻撃を生み出し、2017年8月現在既刊27巻の段階では1年生ながら春高の全国大会にて正セッターとして1回戦を突破しています。

セッターとしての能力はユースレベルですが、その他ブロック・スパイク・サーブどれをとってもレベルが高く、ハイスペックぶりを披露しています。烏野高校で日向とともに全国の舞台に立った影山ですが、北川第一中学時代には天才と呼ばれながらも、バレーに対してストイックすぎる姿勢やハイスペックすぎる能力ゆえに、チームメイトとの間に大きな壁が生まれてしまい「コート上の王様」という異名をとります。

「コート上の王様」という異名は、中学時代のある事件をきっかけに他校の生徒も知るところとなり、影山本人にとってもこの事件が大きな心の傷となりました。バレーの技術もバレーへの情熱も誰にも負けない影山ですが、人とのコミュニケーションは苦手で、物語の中でもその部分が大きくクローズアップされます。対人面での不安を払しょくし、いかに大きく飛躍できるかが今後の課題です。

アニメ版声優=石川界人 努力の人!


出典:アニメ「ハイキュー!!」公式Twitter
(写真左)

漫画『ハイキュー!!』は、アニメ化されており、2014年に1期が、2015年に2期が放映されています。そのアニメ版で声優を務めたのは、2012年の声優デビュー以来、破竹の勢いで進化を続ける石川界人!

石川界人は、アニメ『ハイキュー!!』の中でも影山のイメージそのままとの呼び声高く、また、日向との掛け合いも絶妙で面白いと高評価!ストイックなほどに役について勉強をするタイプの声優で、その点ではまさに影山飛雄のストイックさそのままかも。他に、アニメ『境界のRINNE』の主人公・六道りんね役など数多くのアニメで大きな役を演じています。

天才セッター・影山飛雄のスペックと魅力

天才セッター・影山飛雄。一体どのぐらい天才に描かれているのか…まずは、影山のスペックを洗っておきましょう。

影山のスペック①【超ド級】変人速攻へのトス


出典:アニメ「ハイキュー!!」公式Twitter

まずは、超ド級のスペックから。影山の能力の高さはやはりトスにあらわれます。2巻第8話の「頂の景色」では、日向とのコンビで変人速攻を見事に決めます。

この段階で日向は、影山と比べバレーの技術は実に稚拙でした。ジャンプ力や俊敏性といったものは人より勝っているものの、レシーブ力やサーブ力はほぼ皆無。肝心のスパイクもまだ上手に打てないというレベルでした。
その日向にスパイクを打たせるため、影山が編み出したのが

「お前はただブロックのいないところにMaxの高さと速さで跳ぶ。そんで全力スイングだ」「俺のトスは見なくていい。ボールには合わせなくていい」

出典:漫画『ハイキュー!!』2巻 第8話「頂の景色」より引用

というもの。つまり、ジャンプし目をつぶってフルスイングする日向の手元ドンピシャに影山はトスを上げる能力があるということです。

『ハイキュー!!』発表当時、この変人速攻はかなり話題となりました。みんなが気になったのは、「実際、変人速攻は可能なのか?」ということ。作者の古舘春一は、なるべく実際のバレーに近いプレーを描こうとしていますが、日向&影山の変人速攻は、古舘の脚色が入っているようです。やはり目をつぶってフルスイングするところにボールをドンピシャに持っていくというのは、神のみぞ成し得る技なのかも。

漫画『ハイキュー!!』日向翔陽は小さな巨人になれるのか!?

2017.08.19

影山のスペック②【超ド級】スパイカーの打点で止めるトス

相手プレーヤーの度肝を抜く変人速攻ですが、レベルの高い相手だと、徐々に対応されるようになります。日向のスパイク技術はまだまだ稚拙ですし、そもそも相手コートを見ずにスパイクを打ち込むなんてことがいつまでも通用するはずがありません。

そこで変人速攻に改良を加えることに。日向は目を開け、空中で打ち分ける必要が出てきたのです。そのため、影山に求められるのは、日向の目の前で一瞬止まる、落ちるトス。このトスは、変人速攻でのトスよりも高い精度が求められるため、影山は地道にトス練習を繰り返します。

この神技速攻は、11巻93話「歯車」でやっとドンピシャのタイミングで実現!影山はそれまででも充分に高いトスを送れるセッターでしたが、日向との出会いによって更にレベルアップできたと言えるでしょう。

影山のスペック③向上心の高さ

影山は天才と言われますが、自分の能力に満足しているわけではありません。まだまだ自分には足りないところがあると思っており、才能の上に胡坐をかかないのが影山です。

努力は人の何倍もします。バレーに関しては絶対に手を抜きません。特にセッターとしての自分には常に磨きをかけることを意識しています。具体的には、テーピングなどは指の先の感覚が分からなくなるのでなるべくしないようにしています。指を怪我しないように、指立てふせをして指自体を鍛えています。爪と指の手入れは毎日欠かさないそう。

天才と言われる選手が毎年何人も出てくるスポーツ界。しかしその中で実際にプロとして活躍できるのは一握りです。影山は、ずっとバレーを続けていくためにできる最大限の努力をしています。

物語に影響を与えた影山飛雄の弱点

超ド級のスペックを持つ天才セッター・影山飛雄にも弱点があります。物語にも大きく影響してくる影山の弱点とは!?

影山の弱点①天才すぎるがゆえに「コート上の王様」に


出典:アニメ「ハイキュー!!」公式Twitter

影山について語るなら、北川第一中学時代の「コート上の王様」の異名については外せないでしょう。中学時代から天才と騒がれていた影山。しかし、コミュニケーション能力にやや欠ける影山は、仲間のことを真に仲間だと思えておらず、逆に周囲が自分に付いてきていないと感じていました。

そのため、試合中も時に横柄な態度をとったり、イライラを仲間にぶつけたりすることも。結局、中学最後の試合でトスを上げた先にスパイカーが誰もいないという事件が発生!

この事件をきっかけに「コート上の王様」という異名は他校の選手も知るところとなり、烏野に入ってからも当時を知る月島や、他校へと言った当時の北川第一中メンバーたちから揶揄されます。中学時代の最後の試合での出来事は影山にとってかなりトラウマとなり、「コート上の王様」と呼ばれていたという事実は、影山の心を刺し、この異名から脱するまでにかなりの時間を要します。

影山の弱点②王様を意識しすぎて「おりこうさん」に

烏野高校に入学後の影山は、中学時代の苦い経験を活かし、コミュニケーション苦手ながらもどうにか仲間たちとコミュニケーションをとって、スパイカーが打ちやすいトスを上げられるようにと努力してきました。先輩たちには「今のトスはどうだったか」ということをしっかりと敬語を使って尋ねていましたし、苦手な月島にも「どうでしたかコラ」のような変な日本語になりながらも、トスの感想を求めていました。

影山は烏野高校でスガさんに出会ったことによって、みんなに信頼されるセッターになりたいと思うように。また、青城の及川のようにどんなスパイカーにも対応できるスパイカーの最大値を引き出すセッターになりたいと思うようになります。

中学時代のトラウマを上手く乗り越えてきたように見えた影山ですが、真の部分ではずっとひきずっていたということを、ユース合宿に参加したとき宮侑に「プレーはおりこうさん」という言葉で指摘されます。

影山の弱点③なぜか勉強は苦手

バレーの中でチームの脳の役目を果たすセッターというポジション。特に影山は、精密で相手をほんろうするようなトスワークが武器なので、プレー中はかなり頭を使っています。そのため、勉強もさぞかしできるのだろう…と思いきや…、これが意外や意外!勉強は赤点とるレベルなんです。

中学時代にやらかしてしまった影山は、どこのチームからもバレー部へのオファーが来ず、県内トップ校の白鳥沢を普通受験しますが、見事に落ちます。「試験が意味不明だった」とのこと。

また、夏休み前の合同合宿には、赤点をとってしまったため、補習を受ける羽目になり、日向とともに遅刻!ちなみに月島によると影山は日向以上にできていないそう…。ただ、バレーのサインはその日のうちに暗記できるほど暗記力は優れている影山。勉強にはヤル気がないだけだと大地さんに指摘されています。

「おりこうさん」から脱した影山の更なる進化に期待!


出典:アニメ「ハイキュー!!」公式Twitter

「おりこうさん」と宮から指摘された影山は、烏野に帰還後、小さなずれを感じます。またもや月島から嫌味を言われる影山ですが、そこに日向登場!日向は影山がコート上の王様でどこが悪いのかとみんなに問いかけます。

その一言でふっと吹っ切れた様子の影山。影山はずっとスパイカーの最大値を引き出すセッターになりたいと願ってきましたが、それは必ずしもスパイカーの言いなりになるセッターとイコールではないということにやっと気づいたんです。このやりとりが描かれる24~25巻はいわば影山巻!ここでは日向が強化合宿で見た月島の最高打点を影山も見事に引き出します。

天才と言われる影山ですが、まだまだ進化の余地あり!サーブは改良の余地がありますし、春高の全国大会では東京体育館の天井の高さに精密なトスワークが乱れる場面もありました。天井高さへの対応は1セット目であっという間に修正されましたが、このように試合中にもどんどん進化していく影山のこれからの成長に目が離せません!