漫画『ハイキュー!!』日向翔陽は小さな巨人になれるのか!?

漫画『ハイキュー!!』は2017年8月現在、既刊27巻で累計発行部数2500万部を突破し、王道スポーツ漫画の頂点を極めつつあります。中でも主人公・日向翔陽の人気は絶大!小さな体で破壊力のあるスパイクを打ち込む場面は何度読んでも痺れます!『ハイキュー!!』の主人公・日向翔陽にスポットを当て、魅力を徹底解剖します。

『ハイキュー!!』主人公・日向翔陽

まずは漫画『ハイキュー!!』の主人公・日向翔陽のプロフィールについておさえておきましょう。

大エース「小さな巨人」に憧れるバレー馬鹿!?


出典:アニメ「ハイキュー!!」公式Twitter

漫画『ハイキュー!!』の主人公・日向翔陽は、小学校時代にテレビで烏野高校の大エース「小さな巨人」を観たことによってバレーに開眼します。でも、中学時代は環境に恵まれませんでした。

高校はもちろん烏野高校を選択し、はりきって入部しますが、そこで何と永遠のライバルと思われた影山と遭遇。当初、犬猿の仲だった二人ですが、日向の人並外れたジャンプ力×影山の天才的なセット力によって、最強コンビが誕生します。

数々の必殺技を二人で生み出し、烏野高校バレー部にとって無くてはならない貴重な戦力となった日向。とにかくバレーを愛している日向は、たまに常軌を逸した行動をとりますが、2017年8月現在、1年生ながらレギュラーを獲得し、春高の全国大会で熱戦中です。

アニメ版声優は村瀬歩!まるで女子!?なハイトーンボイスが魅力


出典:アニメ「ハイキュー!!」公式Twitter

漫画『ハイキュー!!』は、2014年4月~9月に1期アニメが、2015年10月~2016年3月に2期アニメが放映されています。アニメ版声優を務めたのは、2012年に声優デビューしたばかりの村瀬歩。声優としての経験は浅いものの、まるで女子かと思われるハイトーンボイスを武器に、見事に小柄な日向翔陽を演じ切っています。

村瀬の可愛い声はかなり評価が高く、もはや村瀬のファンなのでは!?と思われるような熱い行動をとる他男性声優陣がアニメファンたちをざわつかせています。

日向翔陽の構成成分

簡単に日向についてまとめたところで、ここからは本格的に日向の構成成分をみていきましょう!

日向翔陽の身体的構成成分


出典:アニメ「ハイキュー!!」公式Twitter

まずは日向の身体的構成成分から。日向の最大の売りと言えば、他とは比べ物にならない優れたジャンプ力!春高地区予選後の計測では、身長164.2㎝でジャンプの最高到達点は333㎝ということが判明しています。指高が210㎝ですから、単純に計算して123㎝も飛んでいるということに!ただ、このジャンプ。ユース合宿に参加した影山からは、「お前もっと飛べるぞ」と宣言されていますので、まだまだ伸びるかと!

日向のもう一つの武器は、未完成ながらも優れた動体視力。たまに、相手コートがよく見えており、例えば、春高地区予選青葉城西戦での最後の1点も、及川の手の先が見えたことによる得点でした。この動体視力の良さは、日向が勝手に参加した1年生強化合宿にてとことんいろんな選手のプレーを「見た」ことによって、さらに強化され、春高全国大会へとつながっています。

日向翔陽の精神的構成成分

他を寄せ付けない素晴らしいポテンシャルを秘めている日向ですが、精神面や頭脳面では穴だらけといっても過言ではありません。ただ、身体面で突出していたところがあったように、精神面でも突出して良い面があります。それは社交性の高さ。素直で誰とでも仲良くなれる能力は群を抜いています。自分がスゴイと思った人のことを素直に褒めるので、相手も気を許してしまう…という感じでしょうか。

反面、悪いところと言えば、プレッシャーに弱く、すぐに胃腸系にダメージが来るところ。試合前に必ずトイレに駆け込む姿が印象的です。また、勉強も苦手で考えるよりも先に体が動くタイプ。

さらに、ちょっと異常なところでいえば、バレーが好きすぎるため、向上心が強すぎるところがあります。宮城県1年選抜合宿では招集がかかっていないにも関わらず、誰の許可も得ず乗り込んでいくという非常識さを露呈!鷲匠監督や斉藤コーチのおかげで、何とか追い返されず、ボール拾いという名目により見学が許されます。

日向翔陽の必殺技

最後に日向の必殺技についてまとめておきます。主にセッター・影山と生み出した必殺技の数々は、観る者を惹きこむ力があります。

必殺技①「変人速攻」


出典:アニメ「ハイキュー!!」公式Twitter

日向の必殺技と言えばコレ、その名も「変人速攻」!他に「神技速攻」や「マイナステンポ攻撃」などの呼び名がありますが、日向&影山の二人から生み出された速攻はまさに「変人」の名がふさわしいと思います。

烏野高校入学時、全くバレーの技術が無いに等しかった日向。そんな日向をどうにか攻撃力のある選手に仕立て上げるために影山が考えたのが「変人速攻」。影山にトスを見なくていい、ボールに合わせなくてもいいと言われた日向は、文字通りトスを見ず、ボールを見ず、ただ信じてジャンプします。つまり、日向は目を閉じてジャンプして腕を振り下ろしているだけ。

人間離れしたこの技は、おそらく作者の古舘が唯一現実にはなかなか有り得ない超ド級技として漫画の中で創造したもの。

ただ、変人速攻は、早い段階で相手ブロッカーにドシャッとされてしまうので、巻を追うごとに改良されていきます。春高予選前の東京合宿後には、影山が空中で止まるボールをセットすることによるスパイクに変化し、この時点で日向はしっかり目を開けてボールを見ています。進化していく変人速攻ですが、レベルの高い相手との試合になればなるほど、使いどころが大切になってきます。春高予選の青葉城西戦以降は、そういった頭脳戦も見どころです。

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2017.08.22

必殺技②「最強の囮」

日向がコートに居る大きな意味の一つになっているのが、囮としての存在。相手ブロッカーを惑わすために囮で飛ぶというのは、どんなチームでもやっていることですが、日向の囮はまさに最強!変人速攻の異常な速さを見せられると、どうにか日向を止めようと相手は日向の動きに翻弄されます。

第44話のインハイ2回選(伊達工業戦)では、日向に釣られた相手ブロッカーが東峰の存在に気づかず、見事なバックアタックが決まります。

ただ、日向はエースへの憧れが強い選手。当初は、囮という役割をカッコ悪いぐらいに思っており、自分が与えられた役割に満足していませんでしたが、徐々に相手ブロッカーを翻弄することに快感を覚えるように!ちなみに、春高地区予選後の伊達工業高校との練習試合では、進化した鉄壁ブロックに無視され、プライドが傷ついています(苦笑)。

必殺技③「ウシロマイナス」

既述の「変人速攻」のバックアタック版が「ウシロマイナス」です。日向の場合、前に居るときが怖いと思われており、後ろに下がると、レシーブやサーブも下手ですし、役立たず感が半端なかったんですが、163話の春高・白鳥沢戦でとうとうウシロマイナスのバックアタックを決めそうになります(※残念ながら相手に阻まれる…)。

ウシロマイナスがキレイに決まるのは、238話の春高全国大会の椿原高戦。椿原高戦の日向は、初全国、初オレンジコートということでイマイチ活躍しきれてない感がありましたが、ここで魅せます。月島がワンタッチしたボールを田中がキレイに影山に返し、日向がマイナステンポのバックアタック!ここでは空中の待ち姿勢の良さも評価されていました。

ちなみに、ウシロマイナスという呼び名は、スガさんが命名!

必殺技④「真下に打ち込む速攻」

真下に打ち込む速攻は、相手ブロッカーのドシャッとを食らうため、あまり使いません。が、相手ブロッカーが囮に釣られていないときには、これほど相手の気持ちを抑え込む威力のある攻撃は他にありません。

この攻撃は、143話の青葉城西戦で偶然生まれたもの。日向が勢いあまって前に突っ込みすぎたことから、影山はネットすれすれのトスを上げるしか選択肢がなくなり、結果、真下に打ち込むスパイクとなりました。

ちなみに、181話の白鳥沢戦ではあのゲスブロッカー・天童が前に居たにも関わらず、日向は真下に打ち込む速攻を決めています。これは、本当にほんの一瞬のスキを突いた攻撃で、影山のナイスサーブによって態勢が整っていなかった白鳥沢の守備乱れがあったからこそ成功したものです。

必殺技⑤「紛れる攻撃」

既述したように、日向の得意技は、マイナステンポを使った攻撃です。つまり、他の誰よりも一歩早くジャンプし、他の誰よりも一歩早く最高到達点へ行くことにより、ブロックの隙を付いて攻撃していくということです。

この日向のマイナステンポ攻撃を大切にしながらも、烏野チーム自体は、全員でスパイクしにいくシンクロ攻撃も攻撃の柱として活用してきました。つまり、このシンクロ攻撃に日向は加わっていなかったんですが、226話、伊達高校との練習試合では、日向もシンクロ攻撃に加わるという日向的にはちょっと頭を使ったプレーもできるように!

日向がシンクロ攻撃に加わる意味は計り知れない効果を生みます。つまり、超速攻の印象が強い日向が飛び出してこないというだけでも相手にとっては強い違和感!少しの混乱が、大きなチャンスを生み出します。

日向翔陽は「小さな巨人」となれるのか!?


出典:アニメ「ハイキュー!!」公式Twitter

漫画『ハイキュー!!』の中で鍵となっているのが「小さな巨人」の存在です。小学生の日向が見たあの「小さな巨人」。烏野ではエースでした。

現段階で最も「小さな巨人」に近いのは、影山がユース合宿で出会った鴎台高校2年のWS星海光来という選手。ジャンプ力もスパイクの技の種類も、レシーブ力もブロック力も全てが完璧で突出した選手です。

星海のプレーを間近で見た影山は、日向にさらに上に行ける可能性を見出します。『週刊少年ジャンプ』本誌掲載の245話では星海の春高全国大会でのプレーが克明に記されていますが、日向はまだまだ超えなければいけない壁がいくつもあることが分かります。どこまで日向が進化していけるのか、どこまで「小さな巨人」に近づけるのかが今後の見どころですね!