『進撃の巨人』24巻を徹底考察!マーレ国の事情とタイバー一族の目的とは?





そしてついに作戦決行するため、4人は壁に向かいます。しかし、本来ライナーは巨人の力を継承するに値する素質はなく、マルセルが弟のガリアードを守りたいから、ライナーが選ばれるように操作したことを知ってしまったのです。そこに、無知性のユミル巨人が現れ、ライナーを庇ったマルセルが犠牲となってしまったのです。

ユミルはその時、顎の巨人の力を手に入れました。しかしその数年後、自分の意志でライナーたちに同行し、自分の意志を以って、自分が捕食してしまったマルセルの弟ガリアードに、その力を返したのです。ガリアードが顎の巨人の力を継承したことで、ユミルの死が確定となりました。

最後の巨人は”戦槌の巨人”

最後の9体目の巨人が「戦槌の巨人」ということが、24巻で明らかになりました。それと同時に、戦槌の巨人を管理しているのが、タイバー一族であることも判明しています。そして、戦槌の正体は、マーレ上層部の一部の人間しか知りません。また、24巻現在までに、その巨人の能力は明かされていないので、今後の進展に注目していきたいと思います。

考察7:タイバー一族とは

フリッツ王に反旗を翻した最初の貴族家

戦槌の巨人を管理するタイバー一族とは、

「100年前の巨人大戦でフリッツ王に反旗を翻した最初の貴族家であるタイバー家だ」

『進撃の巨人』24巻95話から引用

名誉マーレ人として、戦争や政治にも不干渉、戦槌の巨人の力を一度も敵国に向けたことが無い救世の一族という立場で、諸外国にも顔が利く権力者です。また、巨人の力を保有していながら、何の務めも果たさず、エルディア人でありながら広い屋敷で優雅な生活を送っています。

エルディア人でありながら優遇されている一族

マーレにいるエルディア人すべて、収容区で暮らしていますが、タイバー家だけは優遇されています。その理由として、

「マーレという国はタイバー家の権限下にある」

『進撃の巨人』24巻97話から引用

ただ、タイバー家先代はマーレへの贖罪として自由を与えたので、マーレがエルディア人に何をしてもただ見ていただけだったのです。だから、政治にも戦争にも一切干渉してこなかったというのです。

実は裏でフリッツ王と関係している?

ただ、フリッツ王に反旗を翻したとはいえ、エルディア人であることに変わりはなく、タイバー一族がここまで権力を持っているのは、あまりにも不自然です。

フリッツ王が、一部のエルディア人と始祖の巨人を連れて、壁の中に篭った理由と何か関係があるのかもしれません。また、フリッツ王は”不戦の契り”によって、戦うことをしませんでしたが、タイバー一家もまた、戦槌の巨人の力を行使したこともないことから、両一族はずっと繋がっていたとも考えられます。

あくまで、マーレはタイバー家の管理下にあるという名目にして、実際はタイバー家もフリッツ王家の下で行動。しかし、エレンが始祖の巨人を継承してしまったため、フリッツ王の”不戦の契り”が守られなくなり、タイバー家が出てきたというのはどうでしょうか。

戦槌の巨人は誰が継承しているのか?

それでは、戦槌の巨人の継承者はタイバー一族のだれなのかを考察して観たいと思います。まず、純粋に考えるとタイバー家当主であるヴィリーが一番有力です。しかし、諫山先生がそんな簡単に分かるように描くとは考えにくいですね。ヴィリーのように見せかけて、実は予想もしなかった人物だったり・・・。先ほどのセリフにもあったように、誰が継承しているか知っているのは、マーレ上層部の一部だけ。

タイバー家がマーレを訪れた様子が、24巻97話で描かれていますが、この中に戦槌の巨人継承者がいるようです。

「我がタイバー一族を紹介させていただこう 結成当初より戦士隊を束ねるあなたなら 一族の誰が「戦槌の巨人」か見抜けましたかな?」

『進撃の巨人』24巻97話から引用

ヴィリー以外の9人のなかで、4人は子供、2人が老人、2人が中年女性、1人が子供の母親らしき若い女性です。ヴィリーが継承しているなら、わざわざ誰が?なんて言いまわしはしないと思います。

また、ヴィリーは”先代の誰もが握ろうとしなかった操舵輪を握っていて、すぐにでも手放したいのに握らざるを得ない時代が来た”といいます。とても意味深な言葉ではありますが、先代の誰もが握ろうとしなった=巨人の力ではなく、何かが起きた時、すべてのエルディア人を全滅させる役目とか、そういった事ではないかと推測します。そう考えると、ヴィリー以外の人物が戦槌を継承していると考えられます。

考察8:マーレに潜入したエレンの目的

今度は壁の中の人類が先制攻撃?

23巻では、マーレの内部事情やライナー、ジークなどが中心となった展開で進んできました。しかし、空白の4年間にパラディ島で何が起こっているのか、エレンたちはどうやって、32隻もの駆逐艦や調査船を沈めたのかも謎のままです。巨人の力を以ってすれば、そのくらいは簡単なことに過ぎません。

また、22巻でエレンたちが「海の向こう側」をしった今、「海の向こうの敵を全部殺せば自由になれるのか」と言っている以上、かならず動くと感じてた通り、24巻でエレンがマーレに潜入していたことが明らかになりました。

中東連合との戦いに勝利し、本部レベリオに戻れることが決まったライナーや姪のガビ、そして訓練兵のファルコたち。本部に帰る前に、街を回ろうという彼らの跡をつけていると思われる人物。

その人物は、右腕に腕章をつけた黒髪の男。ライナーたちの姿を見つめるように立っています。これこそが、エレンだったのです。4年も経っているので、年齢的にも大人になって髭が生えたいますが、目はあの時のエレンのままでした。また、エレンがマーレに潜入しているとなると、他の仲間も潜入している可能性があります。

腕章を間違えたのには理由がある?

23巻でエレンは、心的外傷を負ったエルディア兵に混じっていた時、腕章が左すつけるべき腕章を右につけていましたが、これもわざと右にしていたかもしれません。

仲間との連絡手段である手紙を、収容区以外のポストに入れてもらう役割をさせるため、信頼できそうな人物を探していたと推測されます。エレンは23巻でもライナーの後をつけていたので、ファルコとライナーが近しいことも知っていましたし、後々ライナーを呼び出してくれる人物として、ファルコに目をつけていたのかもしれません。腕章を利用して、自分をファルコの記憶に残し24巻の97話で声を掛けた、ということもあるかもしれませんね。

エレンはなぜ右足を失っているのか?

エレンは、右足の膝から下がありませんが、巨人の力によって修復されるはずですが、なぜ戻らないのでしょうか。それも、マーレに潜入するため元気な体ではなく、外傷を負っていた方が負傷兵として潜入できるからではないでしょうか。

元気な体だと、戦争に駆り出されたりと色々と厄介なことを省くため、負傷兵の方が入りやすかった、もしくはいつでも巨人化が出来るように、わざと足を切っていたのかもしれません。さすがに4年も経っているので、エレンも巨人の力を操れるようになっているはず。足を失っているのはあくまで計画のひとつであると考えていいでしょう。

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考察9:マーレに潜入している仲間はいるのか?

ミカサやリヴァイはパラディ島残留組?

マーレに潜入しているのは、エレンだけとは考えられませんね。まして、

「オレがここに無事にいるって 家族に伝えたいだけなんだ」

『進撃の巨人』24巻97話から引用

このセリフから、エレンが手紙を送っている相手は”家族”。家族というと、一番に浮かぶのはミカサですが、現時点で巨人化学の副産物であるアッカーマン一族が、マーレに潜入するのは危険だと思います。もし見つかったら、それこそマーレの思う壺。

しかし、ジークの「二度と会いたくありません」の言葉は、リヴァイがマーレに潜入しているという伏線であるとも考えられます。ふたりが同じ場所にいるとは思えないので、リヴァイがマーレに潜伏し、ミカサはパラディ島に残留しているものと推測します。

潜入組にはジャンが有力?

他に潜入しているメンバーはジャンが有力ではないかと考えています。コニーやサシャでもアリですが、急に何かが起こった時を考えると、このふたりでは対処しきれない可能性があります。

そして、エレンがマーレに潜入している以上、パラディ島を守る役割をしているのはアルミン。ハンジは、調査兵団を指揮する役目としてパラディ島に残っているはずなので、今のところジャンが有力です。

エレンが負傷者で外側から、ジャンはマーレ兵として潜入し内部から探っていると推測します。

考察10:ジークとエレンはマーレで繋がりを持った!?

ここで気になるのが先ほどのエレンが出している手紙の受け取り人。これは仲間はもちろんのこと、ジークも入っているのではないでしょうか?98話で、ジークがコルトとキャッチボールする姿が描かれていますが、その後、病院のベンチにいるエレンの隣には、グローブとボールがおいてあります。

病院の生活は退屈だろうからと、家族がくれたものだと言っていますが、エレンの元に手紙や荷物が届いている描写は描かれていません。また、ジークの祖父が入院しているところと同じ場所にエレンがいるのも、偶然にしては出来過ぎですよね。

そしてエレンがジークの、いわゆる自分の祖父との会話のあと、ボールにスポットが当てられているので、ジークとエレンはマーレ国内で繋がっているものと思われます。そう考えていくと、「何だか…何かが変わりそうなきがする」(『進撃の巨人』24巻98話)というガビのセリフが、物語を大きく動かす伏線になっていますね。

まとめ


進撃の巨人(24) (出典:Amazon)

いよいよ、マーレとの大規模な戦いが予感されます。また、中東連合に「鎧」をも貫く武器が開発されているとも明かされました。もし、パラディ島の人類が、中東連合らと手を組んでいたとすると、アニの硬質化も簡単に崩すことができているはずなので、その辺りも気になるところですね。

ジークは再び「始祖の巨人」奪還を重要視していますが、このあたりはエレンと関係してきそうですね。もし本当にジークとエレンが繋がっているとすれば、面白い展開が期待されます。また、タイバー一族はマーレ側なのか、パラディ側なのか、彼らの動きは戦いに影響を及ぼすはずですし、戦槌がどんな能力を持った巨人なのかにもよって、有利不利といったことになりありえますね。いずれにしろ、ライナーとエレンの再会が大きな進歩となっているので、今後どのような動きになるのか楽しみです。

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