『ヒロアカ』緑谷出久のワン・フォー・オール考察と胸熱バトル紹介!





『僕のヒーローアカデミア』の主人公、緑谷出久はオール・フォー・ワンを倒すためヒーローの後継者として選ばれた少年。彼がオールマイトから受け継いだ「ワン・フォー・オール」という個性についてや、父親のこと、ファンに強烈に印象を残した熱いバトルなどを振り返りながら、緑谷出久というキャラについてまとめました。

『僕のヒーローアカデミア』デクこと緑谷出久とは


出典:僕のヒーローアカデミア_アニメ公式Twitter

緑谷出久は7月15日生まれ、作中では15歳。無個性でありながらヒーローへの憧れは強く、オールマイトの指導のもと雄英高校に入学しました。

「デク」という呼び名は「出久」が「でく」とも読めることで幼少のころ爆豪がつけたものでしたが、彼が「でくのぼう」の「でく」とかけていたところもあり、当初はそう呼ばれることを嫌がっていたところもありました。雄英高校に入ってから麗日お茶子に「頑張れって感じで好きだ」と言われてから「デク」という呼び名をいい方向に受け止めることができるようになりました。後にヒーロー名を決める時には「デク」とし、それを名乗っていきます。

彼が幼少期からずっとつけていた分析ノートは13冊にもおよび、事細かにデータが記してあります。個性はなくとも生来のそういった努力家な部分がワン・フォー・オールを受け継いだ今でもしっかりと生きており、戦いのたびに臨機応変に戦略を練って臨む姿がとても印象的です。

『ヒロアカ』爆豪勝己と出久との関係、心情の移り変わりを考察!

2017-07-17

オールマイトから託された個性「ワン・フォー・オール」

聖火のごとく代々受け継がれてきた大切な個性


出典:僕のヒーローアカデミア_アニメ公式Twitter

オールマイトから託された個性、ワン・フォー・オールは、オール・フォー・ワンを倒すために、ヒーローにふさわしいと認められたものに代々継承されていくもので、オールマイトのものというわけではなく彼もまた先代から受け継いできた個性です。ちなみにオールマイトが8代目で出久が9代目ということになります。

アニメなどで描写を見ていると、「内に溜まったものすごいパワーが噴出される」という感じに見えますが、実際のワン・フォー・オールという個性は「力をストックする個性」と「個性を与える個性」が合わさったもの、という個性です。

ワン・フォー・オールとオール・フォー・ワンの関係は?

ワン・フォー・オールは元々オール・フォー・ワンの弟が「力をストックする個性」を与えてもらうことで誕生したものです。オール・フォー・ワンに弟がいたんですね。でも弟はなぜ、ワン・フォー・オールを兄を倒すために後の人に託したのでしょうか?この兄弟の間に何かあったのでしょうか。

オール・フォー・ワンは個性を奪い、それをストックしておくことができ、さらにそれを他人に与えることができる個性です。兄は人々から個性を奪い、その圧倒的な力をもって勢力を広げていったという描写があります。そんな兄をとめたいという弟の願いだったのでしょうか。

オール・フォー・ワンが後継者として目を付けている死柄木弔がオールマイトの先代である志村奈々の孫である、というのもなんとも恐ろしい企みだなと思います。最終的にはオール・フォー・ワンを継承した死柄木弔と出久が戦うことになるのでしょうか。今後の展開に注目です。

緑谷出久の胸熱なバトルを振り返る

望む場所に行けなかった人たちの思いを背負って VS心操人使


出典:僕のヒーローアカデミア_アニメ公式Twitter

雄英高校体育祭の個人戦、出久は1回戦で普通科の心操と対戦しました。心操の個性は「洗脳」。彼の問いかけに答えると洗脳スイッチが入ってしまい、彼の思うがままに操られてしまうという考えようによっては恐ろしい個性です。出久は事前に尾白からこのことを聞いていたにも関わらず、煽られてまんまと策略にはまります。

心操の個性は、誰もが悪用することを思いつきそうなことから「ヴィラン向き」だと言われており、彼は非常にやりきれない思いを抱えていました。それでも彼はヴィランじゃなくヒーローになりたい、純粋にそう憧れていました。ただ雄英高校の入試は彼の個性では不利なもので、結果として普通科への入学となりました。

心操は出久に「恵まれてるよなあ」「恵まれた人間にはわかんないだろ」などと言葉を浴びせますが、でも出久も心操と同じ、いや、個性すらなかった彼には逆に心操が羨ましいと思ったことと思います。さらに、今の自分の個性が他人から与えられたものであることが非常に心苦しかったのではとも。そしてそのことを「誰にも言えない」という葛藤。こんな個性でも「憧れちまったもんは仕方ないだろ」という心操の言葉は、個性がなくてもヒーローに憧れた出久と同じでした。

おそらくそういう思いを抱えた人は心操だけじゃないと思います。出久はそういった人たちの思いを背負って、今後も戦っていくのだなと、このバトルを見て思いました。

「君の!力じゃないか!」 VS轟焦凍


出典:僕のヒーローアカデミア_アニメ公式Twitter

出久は2回戦で轟焦凍と対戦しました。このバトルではなんといっても出久が轟に向かって叫んだこのセリフに尽きると思います。「君の!力じゃないか!」というセリフです。

これは出久だから言えるセリフですよね。無個性だった出久にとって、個性を持っている人がどんなに羨ましく映っていたことか。原作やアニメを見る限り出久が無個性だと分かってからそのことに対して怒ったり苛立ちをぶつけたりというシーンは見たことがありません。でもきっと、どうしてだろうと運命を呪いたくなったことはあると思うのです。

個性とは親から受け継がれるもの、でもオールマイトは「本当に大事なのはその繋がりではなく、自分の血肉…自分である!と認識すること」と言っています。その力を持っている時点でそれはもう父親は関係なく「轟焦凍」の力なのです。それを出久は伝えたかったのでしょう。そしてさらには出久自身へも言い聞かせるものだったかもしれません。彼の力もまた、オールマイトから受け継いだだけにすぎないものだったから。

結果、出久は全力を解放した轟に敗れますが、でも、彼を長年の苦しみから救ってあげたことになりました。出久だからできたことですよね。かっこいいです。