話題作の主人公をたくさんやっている声優・梶裕貴ってどんな人? 出演作や代表作、これまでの経歴にこれからの予定は? そんな疑問にお答えすべく、彼のすべてを徹底的に調べました! 知っている人も知らない人も、これを読んで彼への理解を深めてください♡
記事の目次
梶裕貴のプロフィール・代表作
プロフィール
梶裕貴(かじ ゆうき)
愛称:梶きゅん、ゆうたん など
生年月日:1985年9月3日
東京都出身
身長:170 cm / 血液型:O型
家族構成:両親、9歳下の妹が1人
所属:アーツビジョン → ヴィムス
特技・趣味・好きなこと:サッカー、トランスフォーマーシリーズ
『進撃』『大罪』『ポケモンXY』などで活躍する少年役声優
話題作『進撃の巨人』の主役エレン・イェーガーを演じて大ブレイクし、その後は次々と有名タイトルの主演やメインを務めています。その中でも特に有名な作品は、『七つの大罪』(メリオダス)、『ポケットモンスター XY』(シトロン)、『ワールドトリガー』(三雲修)、『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』(広瀬康一)、『僕のヒーローアカデミア』(轟焦凍)など。深夜帯だけでなく全日帯のアニメにも多く出演していて、かつ最近では顔出し番組への出演も多いことから、広い層に声や顔を知られている声優のひとりです。
これまで演じてきた役は主に少年役で、特にデビューからしばらくは、いわゆるショタ役がほとんどでした。しかし最近では芯の強い十代後半の少年の役が増え、少年漫画作品の主人公を担当することが増えています。少しずつ演じる役の幅が広がっていて、まだまだ成長を見せてくれそうな有望株です。
かわいいうえにストイック!先輩たちにも好かれる魅力
作品に真摯に向かい、現場で役を完成させていく真面目さ
梶裕貴の声優としての魅力には、よく通る少年ボイスと豊かな感情表現があります。しかしそれらを支えているのは、役や作品への真摯な姿勢です。梶は、原作がある作品のオーディションにはちゃんと原作を読みキャラクターと自分を重ねてから臨むのだそうです。一概にどちらがいいとは言えませんが、事前にできることはやりきるという彼の真面目さの表れだといえるでしょう。しかし制作側の意向も大事なので、現場で与えられたスタッフの指示を受け止める余裕も用意しておいてキャラクターを完成させるのだとか。
そんな梶の演技は、原作を知っている人間にとっても予想を超える熱量がこめられています。特に近年の出演作ではその傾向が強く、マスコット的な役から感情を爆発させる役への移行は、彼の演技を引き立てる結果となったようです。
先輩たちにかわいがられる秘密はイベントでの気づかいに?
声優だって旅します VOL.3 梶裕貴・下野紘・森久保祥太郎/京都編(出典:Amazon)
梶は出世作『進撃の巨人』をはじめ、多くのアニメ関連のイベントや声優番組・DVDに出演しています。イベントではかわいいルックスからは想像できないような熱のこもった演技を生で味わえることも大きな魅力ですが、トークなどで垣間見える彼の人となりにも惹かれる人は多いのでは? 主演作でなければイベントでは脇に徹し、場を和やかにと務める生真面目さは、実に好感が持てます。生の梶裕貴は、かわいくも頼もしい男です。
そんな性格のせいか、先輩声優にもかわいがられている梶。尊敬している櫻井孝宏や森久保祥太郎らとの共演では下積み時代の話が飛び出したり、企画に真剣かつ楽しく興じたりする姿が見られます。また長くラジオ番組で共演した先輩声優・下野紘とは気の置けない仲のようで、敬意を払いつつも時には厳しいツッコミや本音トークを交わすことも。これから増えそうな後輩との共演では、これまでとは違った先輩らしさが見られるかも?
中学から声優一本!『進撃』でブレイクまでは長い下積みも
プロサッカー選手のスカウトよりも声優をとった理由とは
幼少期の梶は、その時その時でハマったものになりたがる夢多き少年でした。しかし中学で声優という夢を抱き始め、高校で入部した演劇部にも同じ夢を持つ仲間が多かったことから、目標として定まったといいます。高校時代には得意のサッカーでプロからのスカウトも来ていましたが、それでも声優を選んだ理由は、声優ならサッカー選手でもなんにでもなれるしどんな経験も生かせるからだと梶は語っています。
そして仲間に教わった声優養成所へ、高校と並行してレッスンを受け始めた梶。しかし養成所を卒業しても、ほぼ仕事のない日々が長く続きました。転機が訪れたのは2004年のデビューから3年後、TVアニメ『Over Drive』で主役を勝ち取った時でした。主役として現場に多く出ることで先輩たちから学べることも多く、細やかな演技指導も受けられるため、大きく成長できた作品だったようです。
『ギルティクラウン』に続いて『進撃』主演で大ブレイク
ギルティクラウン 1【完全生産限定版】(出典:Amazon)
『Over Drive』の翌年からは、『イナズマイレブン』(一之瀬一哉)、『黒執事』(フィニアン)、『デュラララ!!』(遊馬崎ウォーカー)など人気アニメへの出演も増え、かつ乙女ゲームなどでもかわいい少年を演じて主に女性ファンがつき始めました。続いて2011年には『NO.6』と『ギルティクラウン』で主演を務め、人気声優への道を上り始めます。そして大ブレイクのきっかけとなったのが、『進撃の巨人』の主人公エレン・イェーガー役です。
それまでの梶の人気は、主にかわいい少年役とルックスによるものでした。しかしエレン役で彼は力強く荒々しい演技で視聴者を圧倒し、新たな魅力を見せつけたのです。この作品以降、彼に要求される演技の幅はぐんと広がり、特に芯の強い少年役の声優として一番に名前が挙がるようになりました。マスコット的な少年から少年漫画の主人公、そしてダークなライバルまで引き受ける、実力派声優として認められ、現在に至ります。
梶裕貴のおすすめ出演作
『進撃の巨人』エレン・イェーガー
人類がプライドと英知を懸けて巨人という強大な敵に立ち向かうバトルもの。現在の梶の代表作であり、意外な展開でファンの心を掴み続ける大人気作なので、おすすめ度はNo.1。2017年4月から第2期が放送され、完結までの続編も予定されています。
『マギ The kingdom of magic』アリババ・サルージャ
マギ The kingdom of magic(第2期) コンプリートDVD-BOX2(出典:Amazon)
攻略すれば強大な力を手に入れられるという「迷宮」。その攻略を画策する少年の1人がアリババです。主人公である不思議な少年マギの相棒として人間らしい悩みや成長を見せる準主人公で、実は複雑な過去もあり。梶の繊細な演技が最も生きる作品なので、ファンなら楽しめること間違いなし。現在第2期まで放送され、DVD化されています。
『僕のヒーローアカデミア』轟焦凍
ジャンプの人気連載のアニメ化作品で、「個性」と呼ばれる特殊能力を持った少年少女たちが、自分の夢と信念のために強くなっていく熱い青春群像劇。轟は主人公のクラスメイト兼ライバルで、学年最強クラスながら父親への憎しみとコンプレックスに捕らわれたややダーク目の少年です。梶の落ち着いた低音に、新たな魅力に目覚めたというファン多数!
『あんさんぶるスターズ!』衣更真緒
見た目も中身も新・梶裕貴の萌え要素が詰まった世話焼きキャラで、キャッチフレーズは「厄災まといし天才肌」。携帯乙女ゲームのキャラクターですが、既存の梶ファンに愛されているのはもちろんのこと、このキャラクターから梶裕貴の声がたまらなく好きになったという人も多いです。
『進撃の巨人ラジオ 〜梶と下野の進め!電波兵団〜』
先輩声優・下野紘とともにパーソナリティを務めるアニラジ。下野と絡みいつも以上に表情豊かで自然体の梶はファン必見! この番組のほか、同コンビで2010年まで放送していた『Radio Misty』では2人のプチ旅DVDも発売されていて、こちらも大人気です。代永翼(『ゆうきとつばさのひよこ』)や櫻井孝宏(『櫻井孝宏の(笑)』)、森久保祥太郎ら先輩声優と絡む梶はかわいさが3割増しですが、下野相手だと厳しさも3割増しなのがいいですね!
最新情報や裏話は『梶裕貴のひとりごと』で!
2017年夏からはTVアニメでは初めて飛び込みを扱った作品『DIVE!!』で主演を務めるほか、第3期へ続く『進撃の巨人』や続編未定の『マギ』など、まだまだこれからの活躍が楽しみな声優・梶裕貴。
彼の最新情報や作品の裏話、そして優しいトーンのトークが聴きたいなら、ラジオ『梶裕貴のひとりごと』をどうぞ! 30分丸々、梶裕貴がひとりで、ときにはゲストを迎えてふたりで、適度にゆるい癒しの時間を与えてくれます。文化放送超!A&G+で、毎週日曜日23:00から放送中。
これからも梶裕貴の活躍から目が離せません!