『黒執事』悪魔セバスチャンの正体や”あの”部分などを考察してみた!





『黒執事』の主人公かつ悪魔のセバスチャン・ミカエリスは、坊ちゃんとの契約により名をつけられ、ファントムハイヴ家執事として、坊ちゃんの復讐を遂げたら魂を頂くという契約を交わした「あくま(悪魔)で執事」。正体はわかっているものの、それ以外は何も明かされていません。本当の姿はどんなの?年齢はいくつ?など、浮かび上がる疑問を解説を交えて考察します。

『黒執事』セバスチャン・ミカエリスとは

シエル・ファントムハイヴと契約した「あくま(悪魔)で執事」


出典:アニメ「黒執事」公式Twitter

ファントムハイヴ家の執事として、坊ちゃんを守り抜く契約を交わした悪魔。瞳は赤茶色で物腰も柔らかく、執事としてだけではなくすべてにおいて完璧にこなすツワモノです。セバスチャンという名前は、坊ちゃんが以前飼っていた犬の名からつけられたもので、本当の名前ではなく過去や年齢についても本編では触れられていないのです。

「ファントムハイヴ家の執事たるものこの程度のことが出来なくてどうします?」や、「わたしはあくまで執事ですから」というセリフが特徴で、決してウソはつきませんが、聞かれなければ知っていることでも答えない事もあるので時々、坊ちゃんの癇に障ったりもします。

執事として初めから完璧ではなかった

セバスチャンは、何でも完璧にこなせるスーパー執事ですが坊ちゃんに仕えた当初は、執事たる何チャラが分かっていませんでした。執事になって初めの料理を悪魔の力を使って一瞬でテーブルに並べたり、お風呂の温度が熱かったりと失態をおかして、坊ちゃんからはもっと人間っぽくしろと激怒されています。

また、人間のような味覚を持っていないので、坊ちゃんが好きなチョコレートも何でこんなものが美味しいのかと疑問に思っていたこともあります。

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アニメ版で声優を務めた小野大輔


出典:Amazon

『黒執事』のアニメ版でセバスチャン役を務めているのは、『進撃の巨人』のエルヴィン・スミス役で知られる小野大輔。ダークなキャラから熱血漢まで幅広い演技で活躍する人気声優です。

愛称は小野Dで、元々はラジオ作家を希望していましたが、人手が足りなかったラジオドラマへの出演をきっかけに、声優の道に進むことになりました。役柄は重要キャラクターを演じることが多く、役柄に合わせて声を調節できるのも魅力です。

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セバスチャンの正体は悪魔!でもその姿は?


出典:アニメ「黒執事」公式Twitter

セバスチャンの姿は執事以外では明かされていません。アニメ1期最終話で、セバスチャンが本当の姿になる場面がありますが、周りに舞う黒い羽、ピンヒールのような形をした足元しか確認することができません。本人曰く、「主人の心証を崩すような無様な姿」「無様で醜悪なえげつない姿」と語っています。

腕や爪は長く口からは牙が生えており、目は赤く鋭くなります。また、全身が見えていないのにも関わらず、ファンの間ではセバスチャンの悪魔の姿もカッコイイとさえ言われているのです。ほんの一部しか見えなくとも、やはりセバスチャン人気は強いですね。

セバスチャンは過去に誰かと契約してた?

セバスチャンは過去に誰かと契約してたのでしょうか?悪魔の儀式が存在していたならば、それも考えられなくはありません。本編ではセバスチャンの過去に触れられているシーンはほとんどなく、詳細が全く掴めなていないのです。しかし、1巻でシエルにダンスを教える場面では、「シェーンブルン宮殿にはよくお邪魔しておりました」と話しています。

また、坊ちゃんもセバスチャンの過去に関してウィーンにいたことしか知らないと話ていることから、現在明らかになっているのは”過去ウィーンにいてシェーンブルン宮殿を訪れていた”ということ。悪魔は魂をエサとしていますが、人格によって魂の味も違うようです。この時代に契約していた人物がいたとすれば、少なからず強い怒りや復讐に対する思いを秘めた人物だったのではないでしょうか。

セバスチャンの年齢はいくつ?


出典:アニメ「黒執事」公式Twitter

セバスカンといえば、年齢はいくつくらいなのか気になりますよね。悪魔と言えど、セバスチャンほどの人物であればそれなりの長い年月を過ごしてきたのではないでしょうか。先ほどシエルにダンスを教える場面で、シェーンブルン宮殿に訪れていたことがわかりました。シェーンブルン宮殿は14世紀に建てられたもので、ナポレオン失脚後は度々その宮殿で”ウィーン会議”という名の舞踏会が開かれていたと言います。

だとすると、セバスチャンがその宮殿を訪れていたのは丁度その時期でしょう。しかし、その時代に居たからといってそれ以前に居なかったというわけではありません。また、1巻4話で「百年前とは大違いだ」といったり、アニメ版の「黒死病(1665年)を流行らせたのは私なんです」というセリフから、最低でも200年歳以上だと思われます。ただ、作者が「30歳以上の主人公じゃダメでしょ」と語っていたことから、見た目の年齢は20代半ば~後半あたりではないでしょうか。

「サーカス編」でセバスチャンとビーストは関係があったの?


出典:アニメ「黒執事」公式Twitter

『黒執事』6巻~8巻のサーカス編で、子供が誘拐されるという事件が多発し、あるサーカス団への疑惑が出てきました。坊ちゃんとセバスチャンがサーカス団に入って情報を得るわけですが、猛獣使いビーストとの関係が気になっている方も多いのではないでしょうか。ちょうどそのあたりは、ハッキリとしたことが分からないように描かれていますよね。

29話のタイトルは「その執事、醜行」となっており醜行とは恥ずべき行いや醜いことを意味しているので、セバスチャンとビーストが深い関係になったのではないかと思わせています。ただ、セバスチャンはあえて「浅い仲ではない」といっていることや、シエルに「手袋を少々汚してしまった」と話しているので、ビーストに喜びを与えただけなのではないでしょうか。

「ファントムハイヴ邸連続殺人事件」でセバスチャン死す!?


出典:アニメ「黒執事」公式Twitter

セバスチャンは9巻~11巻の「ファントムハイヴ邸連続殺人事件編」で一度死亡しています。実際には、事件を解決するためにわざと死んだと見せかけていました。女王の意向により、ファントムハイヴ家で正餐会を開き女王の客をもてなして欲しいという要望でした。女王は、「サーカス編」での報告に偽造がなかったかと疑っていたようで、何か企みがあっての正餐会だったようです。

まず初めに女王の遠縁にあたるジーメンス卿が殺害され、次に犯人の手がかりを見つけたセバスチャン、そして3人目は招待客のフェルペス。この事件を解決するのに、セバスチャンは”死んでいたほうが”都合がよかったのです。もちろんこれは坊ちゃんが仕組んだことで、セバスチャンが刺されるのがわかってて暖炉を調べさせたのです。犯人が思い通りに動いてくれたことで、事件解決に導いたんですね。

セバスチャンは『黒執事』のキャラ人気No1!その魅力は?

『黒執事』の主人公セバスチャン・ミカエリスは、ファン投票でダントツトップを誇る人気キャラクターです。22巻の番外編で、『黒執事』連載100回記念で行われた、全キャラクターを対象とする人気総選挙の当選発表が描かれています。

2位のシエル3158票を大きく上回る4014票を獲得したセバスチャン・ミカエリス。上位6位までは悪魔6(シックス)と呼ばれるキャラクターたちが締めています。セバスチャンの一番の魅力は、人間離れした身体能力や何事も完璧というだけではなく、どことも掴めない妖艶な雰囲気やその容姿がとにかくカッコイイ!ということに魅力を感じるのではないでしょうか。また、何よりセバスチャンが醸しだす”危険な香り”が、女性たちの心を鷲づかみにしているのは間違いないでしょうね。

この番外編では、16位を受賞したドルイット子爵が開いたお祝いパーティーでの悲劇(?)も描かれているので、是非ご覧ください。コミカルで面白い一面も見られますよ。

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