言葉に魂がこもっている!漫画『キングダム』信の名言から主役の魅力に迫る





漫画『キングダム』は、中華統一を成し遂げようとする秦の始皇帝・嬴政と運命的な出会いを果たした下僕・信が天下の大将軍を目指して奔走する、中国の春秋戦国時代を舞台にした巨大歴史物語。ワクワク感がハンパない『キングダム』の主役・信。信の成長を名言とともに振り返ります!

戦争孤児から天下の大将軍へ!46巻までの信の成長をみる!


キングダム 46(出典:Amazon)

物語登場時には戦争孤児で身分もなく、まだ子どもの信。でも、1巻冒頭ですでに「李信将軍」と呼ばれていることから、信が(大)将軍へ成長することがネタバレされています。いったい信はどのような過程をたどって出世していくのかをサラッとみておくと…

信の階級の流れ

戦争孤児時代=1巻~4巻

伍兵=5巻~8巻

百将=8巻~16巻

三百将=17巻~23巻

千人将=24巻~33巻

三千人将=33巻~38巻

五千人将=38巻~

と、46巻現在、順調に五千人将にまで登りつめています。そして、五千人将の次はいよいよ将軍への道!47巻以降の業(漢字出ません)攻め後、おそらく将軍への道が開けてくるのではないかと思われます。

信がここまで出世できたのは、自らの武の才によるところが大きいのはもちろんですが、王騎や政といった様々な重要人物たちとの出会いが大きかったのだと思います。

信の成長を名言とともに見る!

それではここからは、信がいかにして五千人将にまで登りつめたのかを名言とともに振り返りたいと思います。信の名言を拾っていくと、信の人となりがよく分かります。成長のための努力を惜しまないガツガツ肉食系男子でありながらも、大切な人を守る優しさや慈悲の心も持ち合わせている信。珠玉の名言をどうぞ!

戦争孤児時代「お前らチンピラの剣とは違うんだ 俺の剣は 俺達の剣は天下に轟く剣だ!!」


キングダム 1(出典:Amazon)

「お前らチンピラの剣とは違うんだ 俺の剣は 俺達の剣は天下に轟く剣だ!!」

漫画『キングダム』1巻第2話「地図」より引用

『キングダム』は1巻冒頭から怒涛のような展開を見せます。政の影武者となって働いていた漂が王弟反乱により、死亡。信は漂の死を受け止めきれないまま、漂が指示していた地図上の場所・黒卑村へと急ぎます。

その道中、4人組のチンピラに襲われそうになったとき、吐いた名言がコレ!

幼いころより、漂と約束していた将軍になるという夢。その夢が…いわば漂が信にこのセリフを言わせたのでしょう。これからまさにこの名言を体現していく信。物語の序章にふさわしい名言です。

歩兵時代「自分の生きる道は自分で切り開く それだけだろ」


キングダム 6(出典:Amazon)

「自分の生きる道は自分で切り開く それだけだろ」

漫画『キングダム』6巻58話「一騎打ち」より引用

王弟反乱で山の民たちを味方につけ、政を守り王都奪還に寄与したことによって、平民の身分を与えられた信は、対魏国戦にて正式に歩兵として徴兵されます。しかし、その戦いはなかなか凄まじく、魏国の戦車隊などに圧倒され生きるか死ぬかの大ピンチに陥ります。

歩兵を切り捨てるかのような秦国側の戦略に苛立ちを募らせていた歩兵たちを鼓舞するかのような信の名言がコレ!

「そんなもん(援護射撃のこと)最初から期待してんじゃねェよ 自分の生きる道は自分で切り開く それだけだろ」と「この戦い絶対勝つ」と言い残し、一人馬に乗り戦車へと向かいます。

この言葉通り、信は迫りくる戦車に向かいながら攻め手を考え、羌瘣のアドバイスもあり、見事戦車を攻略します。何か大きなことを成し遂げている人というのは、そもそも誰かに何かをやってもらうということを期待していないものなのかもしれませんね。欲しいものがあるならガツガツいこうぜ!ということなのかも。

この戦いの功を認められ、信は百将となります。

百将時代「俺は自分が思っていたよりもずっと未熟で しかもそれは一人で素振りしたり力仕事したりして補えるものじゃないと」


キングダム 10(出典:Amazon)

「俺は自分が思っていたよりもずっと未熟で しかもそれは一人で素振りしたり力仕事したりして補えるものじゃないと」

漫画『キングダム』10巻105話「裸の付き合い」より引用

百将となった信ですが、多数の刺客が政を暗殺しようと王宮へと侵入した事件などを経て、自分自身に何かが足りないということに気づいたようです。政暗殺未遂事件の折には、魏戦で同じ伍で戦った羌瘣とも刃を交えますが、全く歯が立ちませんでしたからね…。さらに王宮でみた本物の将軍たち(特に蒙武かな?)のあまりの大きさに圧倒されるという…。

そんな小さな挫折を味わった信は、今のままではダメだと思ったよう。自分が想像していたよりもずっと自分は小さく、このままでは漂との約束も果たせない…と。