強く厳しく的を得ている!『進撃の巨人』リヴァイ兵長の名言集





『進撃の巨人』の登場人物で人気の高いリヴァイ・アッカーマン。口数は少ないものの、本人に言わせれば”よく喋る”といいます。そんなリヴァイの数少ない貴重なセリフから、本人の性格をも垣間見れる名言をピックアップしてご紹介します。

『進撃の巨人』リヴァイ兵長名言、21連発!


出典:アニメ「進撃の巨人」公式Twitter

自由の翼を背負ってたつ、調査兵団一の実力者リヴァイ・アッカーマン。無愛想ながらも人情深く、言葉は悪くとも意表をついた洞察力もある人物です。そんなリヴァイのセリフは、率直だけどもっともっと深い何かを感じますよね。そのセリフの裏に隠れている心情を考えながら、リヴァイの世界にどっぷりハマってみてください。

「おい…ガキ共…これは…どういう状況だ?」

「おい…ガキ共…これは…どういう状況だ?」

4巻14話「原初的欲求」より引用

リヴァイが初登場した場面の記念すべき最初のセリフです。巨人に大きな穴をあけられ、巨人化したエレンが塞ぐという計画を実行しているときのこと。意識を失っていたエレンが起き上がり、大岩を担いで穴を塞いだシーンで、ミカサとアルミンの前に現れたときの一句です。このシーンに歓喜をあげたファンもきっと多いはずです。

「エレンお前は間違ってない やりたきゃやれ」

「エレンお前は間違ってない やりたきゃやれ」

6巻24話「巨大樹の森」より引用

女型の巨人捕獲作戦のシーンで、巨大樹の森まで追ってきた女型の巨人の手からエレンをまもろうとするリヴァイ班。しかし、次々と女型の巨人の餌食になる班員を前に、エレンが自分が戦うつもりで巨人化しようとしたときです。エレンの巨人化を不安に思う班員を前に、躊躇したエレンに対してリヴァイが言ったセリフです。はっきりと巨人化して守れとは言わないリヴァイですが、その裏には、エレンを信じている”信頼”が伺えます。

「落ち着けと言ってるんだ お前ら」

「落ち着けと言ってるんだ お前ら」

6巻25話「噛み付く」より引用

女型の巨人捕獲作戦を実行中のエレンの回想シーンでのセリフです。作戦を前に、エレンが巨人化できるかを検証中。その時は、巨人化できなかったエレンですが、時間差で巨人化してしまったときのことです。脅えながら超硬質ブレードを構える班員たちに向かい、リヴァイが冷静な一言を浴びせました。さすが調査兵団一の実力を誇るリヴァイです。目の前に巨人が現れたとしても、全く焦る様子が見られません。

「おい!!ずらかるぞ!!」

「おい!!ずらかるぞ!!」

7巻29話「鉄槌」より引用

女型の巨人捕獲作戦に失敗し、エレンを奪われてしまった場面でのこと。我を忘れたミカサの暴走にリヴァイが応戦。リヴァイの見事なまでの戦闘術でエレンを奪還。作戦の本質を見失ったミカサに言った一言です。これ以上ここで女型の巨人に関わると危険だと思った、リヴァイの適正な判断力に圧巻です!

「やれ…やるしかねぇだろ」

「やれ…やるしかねぇだろ」

9巻37話「南西へ」より引用

いきなりウォールローゼが突破され、リヴァイとエレン、ミカサとハンジらが南西へ向かう馬車でのシーンです。女型の遺した皮膚の破片を片手に、エレンが硬質化して穴を塞げるかと聞いたハンジ。自分にできるかどうか悩むエレンに言った一言です。その状況下での人類の存続は、すべてエレンにかかっているという重い一言ですね。

「これからは力を合わせて巨人に立ち向かおうじゃないか」

「これからは力を合わせて巨人に立ち向かおうじゃないか」

11巻45話「追う者」より引用

場面はトロスト区、壁に穴があいていないのに巨人が現れた非常時、エルヴィン団長は憲兵団をも応戦に引きずり出しました。しかし巨人の姿がなく、リヴァイに”俺たちの獲物はどこだ”といきがってみせる憲兵団員に向かっての一言です。憲兵団員は巨人との接触がなく、リヴァイのこの一言で尻込みする姿に、鼻で笑った方も多いのではないでしょうか。

「エレンには…死に物狂いになれる環境が相応しい」

「エレンには…死に物狂いになれる環境が相応しい」

13巻51話「リヴァイ班」より引用

ライナーとベルトルトに誘拐されたエレンの奪還作戦の最中、エルヴィンが右腕を失うというトラブルが発生。エレンを救い出したあと、新たな能力も開花されました。エレンがその能力を発揮できれば、壁も奪還できるといったエルヴィンに対しての一言です。エレンはやれといって出来るものではなく、危機的状況になると、力を発揮するということをリヴァイはよく知っているようです。

「まぁ…エルヴィンならそう言うだろうな」

「まぁ…エルヴィンならそう言うだろうな」

13巻52話「クリスタ・レンズ」より引用

壁に巨人が埋まっている理由を知っていると思われるニック司祭が、何者かによって殺害されてしまいました。これによって情報が得られないどころか、人類にまで危険が及ぶと察したハンジたちは、”何か”に刺される前に外に出るか、それとも駆除してから外に出るかの選択に迫られます。しかしどちらも同時に進める決断をしたハンジに対しての一言です。”エルヴィンなら…”まさしくリヴァイのエルヴィンに対する信頼度の高さが伺えるセリフです。

「時間がねぇから今すぐ決めろ!!」

「時間がねぇから今すぐ決めろ!!」

14巻56話「役者」より引用

レイス家が正統な王家で、クリスタが実は王家の血を引くヒストリア・レイスだと判明したあとのこと。女王を即位するようにいいますが、自分にはできないと拒否したヒストリアを説得するリヴァイ。ヒストリアが即位すれば調査兵団が実権を握ることが出来ます。そうすれば、死ぬ予定だった者も死ななくて済むということ。すべてはヒストリアにかかっているというリヴァイの鬼がかった気迫が伝わる一言です。

「敵を殺せるときは殺せ わかったか?」

「敵を殺せるときは殺せ わかったか?」

14巻58話「銃声」より引用

ヒストリアを即位させるために、ロッド・レイスの居所を掴まなければなりません。エレンとヒストリアを第1憲兵団に引渡し、ロッド・レイスのところへ向かうのを尾行するという計画を立てました、しかし、ケニー・アッカーマンからの邪魔が入り苦戦を強いられてしまいます。計画を実行するにはまず自分たちが生き延びることだという、計画に対するリヴァイの決意が現れています。

「お前の手はもう汚れちまったんだ 以前のお前にはもう戻れねぇよ」

「お前の手はもう汚れちまったんだ 以前のお前にはもう戻れねぇよ」

15巻59話「外道の魂」より引用

アルミンとジャン馬車でエレンとヒストリアを追跡中、待ち伏せを食らい襲撃されてしまいます。相手はジャンに銃口を向けていましたが、躊躇した一瞬の隙を見てアルミンが発砲。そのことを思い出すアルミンに対してのセリフです。自分の手を汚したからジャンは生きてここにいる。仲間を守ろうとして汚した手ならば、後悔することではないということでしょうね。

「その瞬間が俺にもあった」

「その瞬間が俺にもあった」

16巻63話「鎖」より引用

エレンとヒストリアの追跡計画の途中、待機するリヴァイたちの間でケニー・アッカーマンの話が持ち上がりました。アッカーマン姓ということで、リヴァイがミカサに話を振ると、ミカサは自分の両親の話をし始めます。リヴァイは話の合間ミカサに向かって、あるとき突然力に目覚めたような感覚があったかと問います。あります、と答えたミカサに対しケニーも同じようにあったといいます。そしてそれは、自分にも同じことがあったのだと…。これは、アッカーマン家の血を引く者と関係がありそうですが、未だ謎のアッカーマン家について、今後詳細が明かされるのに期待です。

「それでお前ら…手を汚す覚悟の方はどうだ?」

「それでお前ら…手を汚す覚悟の方はどうだ?」

16巻64話「歓迎会」より引用

エレン救出を目前にしたリヴァイが、アルミンが仲間を守るために手を汚したことを例にあげてのひとことです。これから戦う相手は巨人ではなく間違いなく人間。誰も返事をするどころか、言葉さえ発しませんでしたが、逆にそれが覚悟を決めたということでしょうね。またケニーは叔父ということもあり、自分自身に向けた言葉でもあったかもしれません。

「毎度お前にばかり…すまなく思うがエレン好きな方を選べ」

「毎度お前にばかり…すまなく思うがエレン好きな方を選べ」

16巻66話「願い」より引用

ヒストリアを巨人化させてエレンを食わせるという思惑があったロッド・レイスでしたが、ヒストリアの抵抗により失敗し、自分が巨人になってしまうという場面。巨人化したロッドだけではなく、銃をもった敵まで現れた危機的状況下で、エレンに向けた一言です。エレンが、仲間を守るためヨロイブラウンを飲んで硬質化するという新たな一歩を踏み出した瞬間です。

「お前ら ありがとうな」

「お前ら ありがとうな」

17巻69話「友人」より引用

リヴァイはケニーから巨人の注射を託され、ヒストリアは女王に即位しました。女王になったヒストリアは、権力をたてにみんなの前でリヴァイを殴りますがリヴァイは笑って彼らにこういったのです。これは何に対する言葉なのか、リヴァイが人に対して初めてありがとうという言葉を口にした貴重なシーンです。

「もう寝ろ…あと掃除しろ」

「もう寝ろ…あと掃除しろ」

18巻72話「奪還作戦の夜」より引用

ウォール・マリア奪還の前祝での宴の場面です。テンションの上がったジャンがエレンに絡み、ふたりが衝突し始めます。そんな時、リヴァイが現れエレンとジャンにパンチとキックを浴びせたときのセリフです。まさに、綺麗好きなリヴァイの性格そのままの言葉ですね。

「クソ…うんざりだ 弱ぇ奴はすぐ死ぬ」

「クソ…うんざりだ 弱ぇ奴はすぐ死ぬ」

19巻76話「雷槍」より引用

ウォール・マリア奪還に向かった調査兵団ですが、実は獣の巨人の罠にはめられていました。しかし、兵士たちには十分な準備が整っておらず、とまどうばかり。そんな兵士たちにも目を配るリヴァイは、物凄いスピード巨人を駆逐していきます。そんなときぼやいた言葉です。誰一人死ぬことは許さない、部下に対しての厳しくも愛情を感じます。

「俺は選ぶぞ 夢を諦めて死んでくれ 新兵達を地獄に導け「獣の巨人」は俺が仕留める」

「俺は選ぶぞ 夢を諦めて死んでくれ 新兵達を地獄に導け「獣の巨人」は俺が仕留める」

20巻80話「名も無き兵士」より引用

ウォール・マリア奪還計画で窮地に追いやられた調査兵団たち。エルヴィンは自分が若者を率いて先頭を走って死ぬか、みんなを犠牲にして地下室に向かうのかという究極の選択をはじき出しました。その時に言ったセリフで、兵士は団長であるエルヴィンでなければ付いて行かない。まさにこれは多くの命をかけた究極の選択ですよね。互いに信頼していなければ、この計画は成功するはずがないのです。

「俺はあいつに誓ったんだ…必ずお前を殺すと…誓った!!」

「俺はあいつに誓ったんだ…必ずお前を殺すと…誓った!!」

20巻81話「約束」より引用

いよいよ獣の巨人に切りかかったリヴァイでしたが、その攻撃はとても凄まじいもので、獣の巨人の中から見事ジークを引っ張り出しました。しかし、あと一歩というところで、四足の巨人が現れジークを連れ去ってしまったのです。そのときのリヴァイの悲痛な想いが現れた一言です。エルヴィンの命を掛けた約束が果たせなかったリヴァイの心に深く残る重いセリフですね。

「勘違いするな お前じゃエルヴィンの代わりには なれねぇ」

「勘違いするな お前じゃエルヴィンの代わりには なれねぇ」

21巻85話「地下室」より引用

瀕死の状態になったアルミンとエルヴィンを前に、結局アルミンに巨人化注射を打ったリヴァイ。目を覚ましたアルミンは、これから自分がエルヴィン団長の代わりをしなくてはならないと、事の重大さに青ざめます。そのときリヴァイが言ったセリフです。エルヴィンにはなれないが、自分の持つ力でみんなを導けという深い意味の名言です。

「後悔させるな それがお前の使命だ」

「後悔させるな それがお前の使命だ」

21巻85話「地下室」より引用

アルミンはこれまでも、様々な提案と作戦で兵団に貢献してきました。それはリヴァイも重々承知のはずです。エルヴィンがいなくなった以上、人類の絶滅を防ぐためにアルミンの知恵と勇気が必要だということです。エルヴィンの命をもかけたアルミンへの使命。自分で後悔する道を選ぶな、そして仲間にも後悔させるなというリヴァイなりの情のこもった名言です。

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