『七つの大罪』に登場するリオネス国王女エリザベス。3000年前にはエリザベスそっくりの女神族の存在も明らかになりました。未だ謎に包まれたエリザベスの女神族やリズとの関係、紋章について考察を交えながら紹介します。
記事の目次
『七つの大罪』エリザベスとは
エリザベスの闘級や経歴
『七つの大罪』に登場するリオネス王国の王女エリザベスは、ドルイドの血を引く闘級1925の女神族の使途といわれています。右目には何かの紋章が浮かんでおり、リオネス王国でクーデターが起こった際、七つの大罪を探している途中でメリオダスに出会ったのです。
ダナフォール消滅の際メリオダスが抱えていた赤子がエリザベスで、バルトラ王が養女に迎えました。その際、メリオダスは自分が側にいることを条件としています。
エリザベスの闘級は1925、魔力の詳細は不明ですが、傷を癒したりする超魔力のほか、女神族の”聖櫃(アーク)”などがあります。
アニメ版で声優を務めた雨宮天
出典:TVアニメ「七つの大罪」公式Twitter
(写真右)
アニメ版『七つの大罪』エリザベス役を務めているのは『このすば!』のアクア役や『ディバインゲート』のユカリ役を務めた雨宮天(あまみや そら)。テンションの高いキャラや、クールなキャラを多く演じていますが、以外にも内面は正反対だといいます。
誰もが認めるメガティブ思考の持ち主で、演じる役柄とは違って女子力も低いとのこと。しかし何より蜘蛛が苦手なところはさすが女の子というところです。またドヤ顔にはファンからも定評があり、ドヤ宮と呼ばれることもある人気の声優です。
右目の紋章から見るメリオダス3兄弟との関係性
メリオダス3兄弟にも同じ紋章が!?
エリザベスの右目には謎の紋章が浮かび上がっています。普段は髪で隠れて見えなくなっていますが、魔力を発動すると浮かび上がってくるのです。また、3000年前の女神族エリザベスの両目にも、そしてそれはメリオダスや十戒のゼルドリスとエスタロッサにも関係があるようです。
『七つの大罪』の番外編「エジンバラの吸血鬼」で、メリオダスの鎧に同じ紋章があります。また14巻ではゼルドリスの剣の柄、エスタロッサの鎧にも紋章が書かれているのです。ただこの紋章、リオネス王家の紋章にも似ているとのこと。リオネス、女神族、魔人族この3つが何か鍵を握っているのかもしれません。
エリザベスがハーフなのか、メリオダスがハーフなのか?
この紋章が何を意味しているのかなど詳細は全く明かされていませんが、偶然でなく必然。何か大きな謎を解く伏線として考えられます。エリザベスだけなら女神族の紋章として考えられますが、魔人族が関係しているとなると断定できませんね。
過去、リオネス王国の危機にヘルブラムがメリオダスに言った”端からまじっとる”ということで、メリオダスは純粋な魔人族ではないとの考察が上がっています。この紋章が女神族のものなら、メリオダスやゼルトリス、エスタロッサも女神族のハーフということになります。
しかしそれが逆だとしたら、女神族のエリザベスの目の紋章は両目に現れていますが、現在のエリザベスは片目だけです。エリザベスがハーフというのも考えられなくはありませんよね。紋章の謎はこの先徐々に明かされていくと思いますが、この謎を解明できれば物語に大きな進展が見込めますね。
エリザベスとリズにはどんな関係があるの?
エリザベスはリズの生まれ変わりではないかといわれていますが、8巻でケインがエリザベスをリズと間違えるほどソックリだということが始まりです。それは、フラウドリンに恋人リズを殺されたメリオダスが暴走し、ダナフォール王国を消滅した事件。
ダナフォール消滅後にメリオダスが連れていた赤ん坊を”オレの女”と呼んでいることなどがあげられますが、決定打となったのはジェンナが言った一言です。
「なぜメリオダスが己をなげうってまで王女を守るのか 理由はただひとつ…エリザベスはリズの生まれ変わりだからな!!!」 byジェンナ
(引用:『七つの大罪』18巻137話)
ジェンナのこの言葉で、ダナフォール消滅後メリオダスが”オレの女”といった理由も明らかですよね。こうなると次に、エリザベスが転生を繰り返しているのでは?という疑問があがってきます。次に、エリザベスにそっくりな、3000年前の女神族エリザベスとの関係を考察してみます。
現在のエリザベスと女神族のエリザベスとの関係は?
エリザベスは転生を繰り返している!?
25巻で3000年前のことが語られ初め”聖戦”について色々なことが分かってきました。その時点で既に、女神族を柱とした巨人族、妖精族との三種連合・光の聖痕(スティグマ)が魔人族と交戦中です。
そして、その時代エリザベスにそっくりな、”女神族のエリザベス”が存在しています。双方のエリザベスにはどんな関係があるのでしょうか。一部では、エリザベスも何らかの呪いによって転生を繰り返しているのではないかということがあげられます。
何度生まれ変わっても、エリザベスはエリザベスで生まれ変わってくる。だから女神族のエリザベスと現在いるエリザベスは、転生を繰り返した同一人物という説が有力かもしれませんね。
七つの大罪をレンタルで9巻まで読んだ。
……メリオダスはもしかして「自分が生きている間エリザベス(の前世にあたる人物)が必ず転生してくるように」とか女神族に願掛けしていないか? コレ?— 藤 (@todohami) January 4, 2015
エリザベスやメリオダスには呪いが掛けられている!?
メリオダスに課された呪いは死んでも生き返る、しかしその度、魔人王に心を奪われるというものです。ではエリザベスが呪いを掛けられているとしたら一体何が理由なのでしょうか。
また、いつその呪いがかけられたかも不明です。メリオダスが魔人族を裏切ったからエリザベスも呪いを掛けられたのか、それとも二人の出生に問題があったのでしょうか。
メリオダスは死ぬと感情を取られ、徐々に十戒の頃の冷徹なメリオダスに戻ってしまうといい、でもそうしないとエリザベスを守ることができないといいます。一方で、エリザベスは輪廻転生を繰り返し、その度に記憶を亡くしているのです。双方違うことにも深い意味があるのかもしれませんね。
実は女神族が黒幕かも? 説を検証
25巻で女神族のなかでリュドシエルという高位の四大天使が登場しますが、どうやら女神にしては残忍な人物のようです。大量の魔人族のを、しかも非戦闘員を大勢捕らえて囮にして十戒を呼び寄せる、なんてとても女神が考えるようなことではありませんよね。
でも魔人族が相手なら、いた仕方ないといえばそうですが、このリュドシエルというのは何か目論んでいるのかもしれません。聖戦を終結させるためにリュドシエルは、和平解決ではなく魔人族を根絶しようとしています。
確かに魔人族は人間の魂を食らうので、集落を襲って多くの人間を死に至らしめています。でも、リュドシエルが人間たちや女神族、ドロールや妖精族の全てを守るために、魔人族を根絶しようとしているとは考えられません。実は、全ての黒幕が女神族だったということがあるのかもしれませんね。
七つの大罪見てて思ったが、真の黒幕って女神族な気がしてきたわ。魔神族から封印されたこと以外の恨みも買ってるみたいだし、バン騙してメリオダス殺させようとしたり、女神の割にやってることがゲスい。#七つの大罪
— 松本電電丸@夏コミ行けず… (@01dendenist) August 30, 2016